中近世ドイツ都市史を研究する渡邉さんの日々 2009年夏からドイツに留学中(2013年9月に帰国しました)


by schembart
すっかり春ですね。今週末あたり、桜も満開でしょうか。日曜は小倉城の桜祭りに行き、美味しいビールとコブシの効いた演歌を肴に7分咲きの桜を楽しんできました。お城と桜にビールと演歌。最高でした。2014年度も終わりかけ、近況報告をと思い立ち、久々のブログ更新です。

まずは新刊案内。

踊共二編『アルプス文化史―越境・交流・生成』昭和堂、2015年3月
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ぼくもケーススタディとして「アルプス環境史の試み―川が結ぶ都市と森林」という短いコラムを寄稿しております。裏表紙には、このブログでも紹介してきた「なんちゃって登山」の写真も使っていただきました。店頭に並ぶのはもう少し時間がかかるかもしれませんが、ぜひ手に取ってチェックしてみてください!

もうすぐ新年度。新生活スタートの方々もいらっしゃるかと思います。ぼくもこの4月から九州工業大学工学部と熊本大学文学部で非常勤講師として大学で講義を持つことになりました! 現在は授業の準備に追われております。九工大ではマクロな視点から環境の世界史を、熊本大学ではより専門的に中近世ドイツの都市史を教える予定です。初めての講義ノートなんてのも作ってみたり、まだまだ試行錯誤は続くかと思います…。ちゃんとできるか不安もあるけども、とっても楽しみでもあります!

小倉城と桜
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# by schembart | 2015-03-30 22:05 | 研究 | Comments(2)
ブログもずいぶんとご無沙汰しております。気が付けば年の瀬、2014年も終わりかけです。そんななか、新しい論文が刊行されました!

渡邉裕一「木材、市場、規範設定―中近世アウクスブルクの事例から」『比較都市史研究』第33巻第2号、2014年12月、23-39頁

ご笑覧いただけたら幸いです。

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年末ということで、今年の研究成果も振り返っておこうと思います。「留学日記」は終了しておりますが、留学の成果ということもありますし、ぼく自身の頭の中の整理にもなるので。これまでのブログ記事も参照してもらえたら嬉しいです(2009年2010年2011年2012年2013年)。

論文
渡邉裕一「木材、市場、規範設定―中近世アウクスブルクの事例から」『比較都市史研究』第33巻第2号、2014年12月、23-39頁

渡邉裕一「帝国都市アウクスブルクの森林管理・行政」『史観』第171冊、2014年9月、86-103頁

史料翻訳、エッセイ、報告要旨、その他
渡邉裕一「アルプス環境史への道程―登りながら考えたこと(早稲田大学史学会・連続講演会「わたしと歴史学、わたしと考古学」)」『史観』第171冊、2014年9月、138-140頁

渡邉裕一「〔報告要旨〕16世紀後半アウクスブルクの《危機対応型》森林政策―災害史研究の視点から(2013年度早稲田大学史学会大会報告―西洋史部会)」『史観』第170冊、2014年3月、165-166頁

渡邉裕一「〔史料翻訳〕薪節約術の発明家特権―請願書と皇帝による特権付与証書」『エクフラシス別冊』 1号、2014年3月、167-177頁

渡邉裕一「〔史料翻訳〕アレクサンダー・ベルナーの救貧制度調査報告記(1)―アウクスブルク」『エクフラシス別冊』 1号、2014年3月、161-166頁

渡邉裕一「〔報告要旨〕自然災害時における都市の森林政策―アウクスブルクの森林書記会計簿(1563-1607年)を史料に(第109回史学会大会報告—西洋史部会)」『史学雑誌』第123編(1号)、2014年1月、138頁

口頭報告
渡邉裕一「森林政策におけるリスク最小化―紛争、救貧、自然災害」九州大学・長崎県立大学「西洋経済史ゼミ」合同研究会(長崎県立大学) 2014年12月13日

渡邉裕一「都市の木材供給をめぐる政治的交渉と紛争回避―16世紀アウクスブルクの事例から」第6回九州西洋史学会若手部会「研究報告会」(熊本大学) 2014年11月30日

渡邉裕一「森林、河川、紛争解決―帝国都市アウクスブルクの史料から」早稲田大学高等研究所セミナーシリーズ〈新しい世界史像の可能性〉 共催:早稲田大学ヨーロッパ中世・ルネサンス研究所(早稲田大学) 2014年11月8日

渡邉裕一「木材、市場、規範設定―中近世アウクスブルクの事例から」九州大学・長崎県立大学「西洋経済史ゼミ」合同研究会(九州大学) 2014年8月26日

渡邉裕一「アルプス環境史への道程―登りながら考えたこと」早稲田大学史学会2014年度連続講演会「わたしと歴史学、わたしと考古学」(早稲田大学) 2014年6月9日

渡邉裕一「会計簿が語るアルプス環境史―研究の展望」環境史研究会第12回ワークショップ(東京大学) 2014年3月8日

査読付き論文2本、史料翻訳2本、その他の短文3本、口頭報告6本という結果。2014年5月にはドイツのアウクスブルク大学で博士論文の口頭試問があり、無事に合格できました。秋から拠点を北九州に移した関係で、秋冬は九州の学会、研究会でたくさん報告させてもらい、多くの研究者の方々と知り合いになれました(今後もよろしくおねがいします!)。

2015年の予定
渡邉裕一「中近世アウクスブルクの森林政策―木材供給の制度化、紛争回避、災害対策」関西中世史研究会(京都大学) 2015年1月31日

来年1月には、関西中世史研究会にて報告させてもらう予定です。関西圏での報告は初めてで、しかも報告時間もがっつりいただけそうなので、博士論文の成果についてじっくりとお話しさせてもらい、たくさんご意見をもらってきたいと思っています。

みなさま、良いお年をお迎えください。
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# by schembart | 2014-12-29 10:01 | 研究 | Comments(0)

論文刊行のお知らせ

早稲田大学史学会編の『史観』最新号に拙稿が掲載されました。博士論文の成果の一部です。また、5月に行われた早稲田大学史学会・連続講演会「わたしと歴史学、わたしと考古学」の講演原稿も収録されています。併せてご笑覧いただければ幸いです!

渡邉裕一「帝国都市アウクスブルクの森林管理・行政」『史観』第171冊、2014年9月、86-103頁
渡邉裕一「アルプス環境史への道程―登りながら考えたこと(早稲田大学史学会・連続講演会「わたしと歴史学、わたしと考古学」)」『史観』第171冊、2014年9月、138-140頁

ずいぶんとご無沙汰してしまいました。引っ越しでバタバタしておりました。新しい生活にもようやく慣れてきました。気持ちの良い秋晴れが続いています。11月~12月は、各地の研究会で報告させていただく予定となっています。がんばろう。

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2014年11月8日
早稲田大学高等研究所セミナーシリーズ〈新しい世界史像の可能性〉 共催:早稲田大学ヨーロッパ中世・ルネサンス研究所(於・早稲田大学)
題目「森林、河川、紛争解決―帝国都市アウクスブルクの史料から」

2014年11月30日
九州西洋史学会 若手部会「研究報告会」(於・熊本大学)
題目「都市の木材供給をめぐる政治的交渉と紛争回避―16世紀アウクスブルクの事例から」

2014年12月13日
九州大学・長崎県立大学「西洋経済史ゼミ」合同研究会(於・長崎県立大学)
題目:未定
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# by schembart | 2014-10-20 13:48 | 研究 | Comments(0)
先週末から京都大学の大学院ゼミ、土曜日の社会経済史学会(同志社大学)、日曜日の歴史学研究会大会(駒澤大学)と慌ただしく移動して(それぞれにとても有意義な出会いがありました)、月曜日にドイツに向けて羽田を出発。到着時のミュンヘン空港、ひどい雷雨が発生したようで、着陸をあきらめ急遽フランクフルト空港へ。そこで飛行機の中で2時間ほど待機し、雷雨が収まるのを確認し改めてミュンヘンへ向けて飛ぶことに。結局夜の9時過ぎにミュンヘン空港到着。慌ただしい渡独となりました。

そんなこんなで水曜日、アウクスブルク大学にて博士論文の口頭試問。なんだかんで、無事に合格できましたー!

次の段階は、博士論文の出版ですが、その前にもう少し手を加える必要があります。ドイツの指導教授の先生たちとこれからも密にコンタクトをとりながら進めていくことになりました。口頭試験で先生からいただいた(うまく返答できなかった)、とっても重要な問題も浮かび上がってきました。次はこの成果を世に問わないといけません。

アウクスブルクに住む日本人の友人たちがいろいろとお祝いをしてくれました。有り難い限りです。週末には、ひさびさのアルプス登山へ。このところは口頭試問にむけて頭ばかり使っていたので、次は足を使っていろいろ考えてきたいと思います。2009年4月に始めたこのブログも、ようやく幕引きができそうです。それでは、みなさままたどこかで!

と言いつつも、次のイベントのご案内を。早稲田大学文学部の新入生を対象とした連続講義「わたしと歴史学、わたしと考古学」にてお話しさせてもらうことになりました。ぼくは6月9日の3時限に、「アルプス環境史への道程―登りながら考えたこと」と題して、現在の研究に至った経緯や留学中のあれこれ、とくにアルプス登山との出会いについて、軽やかに語ってみたい思います。プログラムはこちら(PDF)
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# by schembart | 2014-05-30 13:42 | 研究 | Comments(4)

新年度のご挨拶

ずいぶんとブログ更新が滞っておりました。3月は環境史研究会での報告など、研究上も新しい出会いが続きました(報告レジュメスライド)。気が付けば、いつのまにか桜も咲いて、まわりは春の陽気です。変わったことと言えば、自動車免許を(ようやく)取りました!

2014年度に入り、ぼくも日本学術振興会の特別研究員PDとしての生活が始まりました。研究のテーマは、「中近世のアルプス山脈・レヒ川流域における地域環境史」というものです。受入は京都大学(服部良久先生)ですので、今後は西日本に足を運ぶことも多くなるかと思います。みなさま、どうぞよろしくお願いいたします。

昨年にアウクスブルク大学に提出した博士論文、口頭試問の日取りが5月28日に決定しました。いまから緊張してしまいますが、最後まで気を抜かずに頑張らないといけません。アウクスブルクやミュンヘンの友人たちにも挨拶できるのが今から楽しみです。ちょうど登山の季節なので、それも楽しみ。その様子もまたブログでご紹介できればと思います。

この間に刊行された業績をいくつか。

〔史料翻訳〕
渡邉裕一「アレクサンダー・ベルナーの救貧制度調査報告記(1)―アウクスブルク」『エクフラシス 別冊』1号(2014年)、161-166頁
渡邉裕一「薪節約術の発明家特権―請願書と皇帝による特権付与証書」『エクフラシス別冊』1号(2014年)、167-177頁

〔報告要旨〕
渡邉裕一「16世紀後半アウクスブルクの《危機対応型》森林政策―災害史研究の視点から(2013年度早稲田大学史学会大会報告―西洋史部会)」『史観』第170号、2014年3月
渡邉裕一「自然災害時における都市の森林政策―アウクスブルクの森林書記会計簿(1563-1607年)を史料に(第109回史学会大会報告—西洋史部会)」『史学雑誌』第123編(1号)、2014年1月、138頁

2014年度もどうぞよろしくお願いいたします。
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# by schembart | 2014-04-03 14:57 | 研究 | Comments(1)