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2017年4月から福岡大学人文学部歴史学科で西洋史を担当してます。


by schembart

レーゲンスブルクでのDAAD会合

金曜から日曜にかけて、古都レーゲンスブルクにてDAAD奨学生の会合(Stipendiatentreffen)があり、ぼくも参加してきました。

昨年の11月にボンで開かれた会合は「東アジア・オセアニア」グループに属する日本・韓国・オーストラリア・ニュージーランドからの奨学生が集まって交流を深めようというものでしたが、今回のレーゲンスブルク会合は、バイエルン州とテューリンゲン州の大学に留学している奨学生を対象としたもので、全部で400名を超える奨学生が集まりました。

日本からの留学生はベルリンやハンブルクなど北ドイツが多いようで、今回の会合に参加したのは3名のみ。しかも、アウクスブルクからの奨学生もたったの5名のみ。出身国、出身大学、どちらにおいてもぼくはマイノリティ。ちなみに、コロンビアからの奨学生が32名で第1位。中国からの奨学生が28名で第2位。出身大学は、ミュンヘン大学、ミュンヘン工科大学がやはり多く、そのあとをエアランゲン・ニュルンベルク大学、イェーナ大学、エアフルト大学、ヴュルツブルク大学、バイロイト大学、パッサウ大学、レーゲンスブルク大学などなどが続きます。

大学でのオープニング・セレモニーや講演だけでなく、レーゲンスブルクの都市観光もあって、なかなか充実した2泊3日の旅行となりました。

オープニング・セレモニー。
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ホテルは3人部屋で、一人は神経質そうな背の高いロシア人、もう一人は人の良さそうな中国人。さっそく中国人の奨学生と仲良くなり、朝ご飯や移動など、行動を共にすることに。すぐに彼の友人たちを紹介してくれて、あっという間に中国人の友人が10名以上に。すごい。

二日目は、午前にレーゲンスブルク大学でいろんな分野の教授や奨学生たちの講演を聞き、食堂(Menza)でなかなか美味しい昼食を済ませ、午後からは古都レーゲンスブルクの観光へ。残念ながら天気は悪く、あんまり良い写真は撮れませんでした。去年の夏に訪れたときの写真の方が良く撮れていますので、ご関心のある方はそちらをご覧くださいな。

土曜の夜は、広ーいレストランを貸し切っての夕食兼ダンス・パーティ。
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バイキング方式ながら、食事もなかなか上質なものばかり。なによりビールが美味しいのが嬉しい限り。家族連れの奨学生も多く、二日間とも韓国からの一家と日本からの奨学生夫妻と一緒に楽しく夕食を頂いてきました。その韓国人の奥さんは村上春樹の大ファンらしく、ぼくが『1Q84』第3巻をもう読んだと話すと、とても羨ましそうに興奮していました。1歳3ヶ月くらいの彼らの子供がこれまたかわいかったのですが、とってもやんちゃで手を焼いているとのことでした。

去年の夏にミュンヘンの語学学校で同じクラスだった友人たちにも再会できました。みんな元気そうでなによりです。みんなドイツ語がとってもうまくなっていた…。うーむ。ぼくも頑張らないと。

そんなこんなで、怒涛の週末となりました。疲れたので、今日はゆっくりと眠りましょう。おやすみなさい。
by schembart | 2010-05-16 23:31 | 旅行