中近世ドイツ都市史を研究する渡邉さんの日々 2009年夏からドイツに留学中(2013年9月に帰国しました)


by schembart

2011年の研究成果(と来年の展望も)

あっという間に2011年も暮れていきます。昨年一昨年に引き続き、一年間の研究成果を振り返ってみようと思います。

まずは論文。

渡邉裕一「16世紀後半における薪節約術の発明とその社会背景―ニュルンベルク市民レオンハルト・ダンナーへの特権授与を手掛かりに」『西洋史論叢』 第32号(2010年12月)、59-69頁
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Yuichi Watanabe, Die Erfindung der „Holzersparungskunst“ als Maßnahme gegen die „Holznot“ im 16. Jahrhundert. Ein historisches Energiespar-Projekt? in: 4. Deutsch-japanisch-koreanisches Stipendiatenseminar (11. Treffen von DAAD-Stipendiaten), 12. und 13. Juli 2010: Veröffentlichungen des Japanisch-Deutschen Zentrums Berlin Bd. 61 (2011), S. 224-233.
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研究会・学会での報告はありませんでしたが、一時帰国の折に早稲田大学の大学院ゼミで中間報告をさせてもらうことがきました。

2011年10月7日
「16世紀アウクスブルクにおける森林書記の会計簿―その史料価値と現在の調査状況」
早稲田大学大学院文学研究科、大学院ゼミ(甚野研究室)
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レジュメは、こちら

この一年、文書館ではずっと「森林書記の会計簿」と格闘しておりました(こちらこちら)。まだまだ読み込みが必要ですが、1555年から1607年まで、残存している史料については一通りのデータを拾い上げることができました。「森林書記の会計簿」という史料が持つ可能性も、調査を続けるうちに、ますます実感できるようになっております。あとはどう調理をするかです。急がば回れ。じっくりと消化しなくてはいけません。

2012年は、まず2月初めに、キースリング先生、シリング先生との三者面談が決まっております。前回の面談からずいぶんと時間がたってしまいましたが、調査の結果をしっかりと目に見える形にして提示できるように、万全に準備をしなくてはいけません。とりあえずは、この面談を首尾よく乗り切ることを直近の目標にがんばろう。2012年には、新たに論文2本が刊行される予定ですので、それについてもまたこちらでご紹介できるかと思います。史料と格闘するうちに、博士論文後の研究テーマも、おぼろげながらに構想が出来上がってきました。とはいえ、急がば回れ。まずは博士論文。いやいや、まずは2月の三者面談。がんばろう。
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Commented by で・悟 at 2011-12-29 06:58 x
ご無沙汰です。今もドイツにいらっしゃるのでしょうか。こちら、修士論文を書きながら、健康の重要性を実感しています。

博士論文、そのまえの三者面談、うまくいきますように。
Commented by schembart at 2011-12-29 07:56
で・悟さん、
コメントありがとうございます。修士論文、提出に向けて追い込みの時期でしょうか。どうぞお身体にお気をつけて、良い修士論文を完成させてください!
Commented by こぬまつま at 2011-12-30 12:58 x
今年もドイツ南東部からの発信、ありがとうございました。
いつも楽しませてもらってます。
どうぞよいお年をお迎えください。
来年もどこかでお会いできたらうれしいです。
Commented by こぬまつま at 2011-12-30 13:05 x
あ、南東部はレーゲンスブルクだった。
そこは南西部かな?いや西ってほどでもないよね。
ま、とにかく、来年も興味深い記事、お願いしまっす!
Commented by schembart at 2011-12-30 16:02
こぬまつまさん、
コメントありがとうございます。アウクスブルクは、南ドイツの真ん中あたりです。南ドイツを代表することはできませんが、気持ちは南ドイツのど真ん中です。
こぬまつまさんも、どうぞ良いお年をお迎えください。こぬまだんなさんにもよろしくお伝えいただければ幸いです!
by schembart | 2011-12-29 02:28 | 研究 | Comments(5)