中近世ドイツ都市史を研究する渡邉さんの日々 2009年夏からドイツに留学中(2013年9月に帰国しました)


by schembart

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日曜日は満天の青空。今回は、昨年の10月に登り、深い雪に行く手を遮られ途中で断念したゾンヨッホ登頂を目指します。あのガムスヨッホからエングの村を挟んで向かい側に聳えるゾンヨッホ(Sonnjoch: 2457m)。なんちゃって隊員たちは、ゾンヨッホの頂きまでたどり着けるのか?

文句なしの登山日和です。
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さっそく出発。
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立派な山小屋を横目に、ひたすらに上をめざします。
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空には雲ひとつありません。ほんとうに。
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写真を撮りながら、ひたすらに歩き続けます。
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お昼休憩は至福の時。お稲荷さん。感謝です。
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先はまだまだ長い。おなかもいっぱい。また歩き出します。上を目指して。
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今回は、幸運にもシュタインボック(岩山ヤギ)にも出会えました。カッコウよい。見えますか?
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まだまだ先は長い。休み休み、上を目指します。
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雪をかぶったアルプスの山々が、なんとも美しい。それにしても、てっぺんは遠い。
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この先はどうなっているのか? 後編に続く。乞うご期待。
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by schembart | 2011-08-31 03:08 | 登山 | Comments(0)
先週は、南ドイツでも30度を超す夏日が続きました。土曜日は一転してあいにくのお天気。雨が降り、一気に気温も下がりました。なんちゃって山岳隊も山登りは諦め、バイエルン・チケット片手に電車とバスを乗り継いでアルゴイ観光へ行ってきました。
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まずはオーバーマイゼルシュタイン(Obermaiselstein)のシュトゥルマン洞窟(Sturmannshöhle)へ。地下300メートルの世界。子供連れの観光客にまじって、洞穴探検。
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地上へ戻ると、雨は上がっていました。雲がはけて、のどかな田舎町が顔を出します。次の目的地ブライタッハ渓谷(Breitachklamm)まで、のんびりてこてこと歩きます。道端に咲く花もきれい。
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ようやくブライタッハ渓谷の入り口に到着。雨が降った後で、水の流れも迫力満点。滝もあります。入場料3ユーロにしては、ずいぶんと渓谷も長くて、大満足のなんちゃって隊員たち。冬には、巨大なつららが織り成すなんとも神秘的な空間になるようです。こちら。冬の再訪が楽しみです。
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渓谷から抜け出ると、青空が顔を見せ始めました。バスを乗り継いで、インメンシュタット(Immenstadt)まで。電車の待ち時間を利用して、町の散策へ。こじんまりとした、小さな町。ドラッグストアのミュラーだって、とってもかわいらしい外装をしておりました。
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アルゴイ地方、とっても良いとこ、一度はおいで。大満足で帰路に着きました。
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日曜日は、土曜日にできなかった、山登りへ。あのゾンヨッホへ行ってきました。雪山とはまったく違う顔を見せてくれました。その様子は、また次回に。こちらも素敵な登山となりました。乞うご期待。
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by schembart | 2011-08-30 02:11 | 登山 | Comments(0)

日曜登山、お花編

昨日の続き。昨年の「雨に咲く花」もどうぞご参照くださいな。
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by schembart | 2011-08-24 02:37 | 登山 | Comments(0)
先週は日曜登山。今回の目的地は、去年の9月に大雨・雹・霰に降られた、ぼくにとっては、因縁のティロルの山・シャルフライター(シャルフロイター)です。こちらをご参照ください。霧のなかに突如と現れた石のモニュメントが、なんとも印象的でした。さて、晴れのシャルフライターは、どんな姿を見せてくれるのか?

数日前に、ようやく夏がやってきたかのような南ドイツですが、昨日もまさに夏日。太陽の下は、光に満ちております。汗をかきながら、森のなかへ。そして、太陽の下へ。上を目指して、どんどん歩きます。休憩を取りながら。おにぎりで体力を取り戻し、まだまだ歩きます。ただただ歩きます。上を目指して。
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ようやく山小屋に到着。霧のなかの山小屋とはまったくの別物です。ぼくだけビール。じゃがいもクリーム・スープまで付けて。申し訳ない。美味しい。幸せです。言葉はありません。最高の贅沢です。ごめんなさい。
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さらなる高みを目指します。リベンジ達成も間近です。
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石のモニュメントも。でも、これは、霧のなかの方が、雰囲気があったかもしれない。
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ようやく頂上に到着。念願のリベンジ達成。見渡す限りの絶景です。
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てっぺんには先客も。なぜだか一匹だけの太った羊さん。どうやって登ってきたんだ、君は…。
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あとは下りるだけ。景色を楽しみながら。
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美味しい晩ご飯を食べ、大満足で帰宅。いやはや、ほんとに良い天気でした。お花編は、また明日。乞うご期待。
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by schembart | 2011-08-23 04:26 | 登山 | Comments(0)
木曜、金曜と、日本から知り合いの方が滞在中ということで、シュヴェービッシュ・ハルとニュルンベルクへと行ってきました。お二人とも、ぼくときわめて研究分野の近い方なので、久しぶりにお会いして、研究や史料調査の話をじっくりとおしゃべりしてきました。

シュヴェービッシュ・ハルは、かつては製塩で栄えた帝国都市。ゲーテ・インスティトュートのドイツ語学校があるので、ここでドイツ語を学んだことのある方も、けっこういらっしゃるのではないでしょうか。ぼく自身も、2007年の夏に、一か月間だけ、シュヴェービッシュ・ハルでドイツ語を学んだことがあったので、今回再訪できたのも何かの縁。こじんまりながらも、どこか可愛らしい町です。
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ニュルンベルクでは、ゆっくりとご飯を食べ、これまた研究の話について飽きもせずおしゃべりし、地下探索ツアーに参加し、美味しいビールを飲んできました。夜中にアウクスブルクまで戻って、疲れて寝ちゃいました。今回のシュヴェービッシュ・ハル、ニュルンベルク訪問は、今後の研究の励みになりました。来週からは、文書館での史料調査を本格的に再開させる予定なので、またがんばろう。
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by schembart | 2011-08-20 18:45 | 旅行 | Comments(0)

シリーズ『ドイツ人』

暇を見つけては、ZDFが企画するテレビ・シリーズ『ドイツ人』を鑑賞しております。1200年にわたる「ドイツ人」の歴史。ZDFのホームページで公開されてますので、ご関心のある方はどうぞ(マルクスの巻だけは、著作権の関係かなにかで、視聴ができません、残念)。1本45分。全20本。ドイツ語の聞き取り練習にもいいですよ。第1シリーズ第2シリーズ

以下が目次。

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第1シリーズ

1: Otto und das Reich. Die Geburtststunde der Deutschen
オットーと帝国:ドイツ人の誕生

2: Heinrich und der Papst. Der Bußgang nach Canossa zu Gregor VII.
ハインリヒと教皇:カノッサへの改悛行、グレゴリウス7世のもとへ

3: Barbarossa und der Löwe. Rivalität zwischen dem Herrscher und seinem Vetter
バルバロッサと獅子公:君主とその従兄とのライバル関係

4: Luther und die Nation. Der Reformator und Förderer der deutschen Sprache
ルターとナチオーン:改革者とドイツ語の促進者

5: Wallenstein und der Krieg. Der Feldherr soll für den Kaiser die Anhänger der Reformation besiegen.
ヴァレンシュタインと戦争:皇帝のために宗教改革陣営を打ち砕く軍司令官

6: Preußens Friedrich und die Kaiserin. Duell zwischen Preußen und Österreich
プロイセンのフリードリヒと皇妃:プロイセンとオーストリアの一騎打ち

7: Napoleon und die Deutschen. Zwischen Freiheit und Repression
ナポレオンとドイツ人:自由と抑圧の間で

8: Robert Blum und die Revolution. Ein unbekannter Held
ロベルト・ブルームと革命:知られざるヒーロー

9: Bismarck und das Deutsche Reich. Vom Kleinstaatler zum Nationalkämpfer
ビスマルクとドイツ帝国:小国者から国民闘士へ

10: Wilhelm und die Welt. Ein Monarch zwischen Größenwahn und Depression
ヴィルヘルムと世界:誇大妄想と鬱病で揺れる君主

Die Deutschen - Das Making-of
おまけ:メイキング・オフ

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第2シリーズ

1: Karl der Große und die Sachsen. Der legendäre Karolinger gilt als "Vater Europas"
カール大帝とザクセン:「ヨーロッパの父」としての伝説的なカロリング王

2: Friedrich II. und der Kreuzzug. Der Staufer als Wanderer zwischen Abend- und Morgenland
フリードリヒ二世と十字軍:西洋と東洋の合間をさすらうシュタウファー王

3: Hildegard von Bingen. Visionärin, Äbtissin und Naturheilkundlerin
ビンゲンのヒルデガルト:夢想家、女子修道院長、そして自然療法師

4: Karl IV. und der Schwarze Tod. Zeit der großen Pest im 14. Jahrhundert
カール四世と黒死病:14世紀の大ペストの時代

5: Thomas Müntzer und der Krieg der Bauern. Erste Revolution in der deutschen Geschichte
トーマス・ミュンツァーと農民たちの戦争:ドイツ史上はじめての革命

6: August der Starke und die Liebe. Prunk, Liebe und Gier nach Ruhm
アウグスト強王と愛:華美、愛、そして名声への渇望

7: Karl Marx und der Klassenkampf. Vordenker des Kommunismus
カール・マルクスと階級闘争:共産主義の先駆的思想家

8: Ludwig II. und die Bayern. Zwischen bayerischer Freiheit und deutscher Einheit
ルートヴィヒ二世とバイエルン王国:バイエルンの自由とドイツの統一の合間で

9: Rosa Luxemburg und die Freiheit. Kampf um Gerechtigkeit
ローザ・ルクセンブルクと自由:正当性とめぐる闘争

10: Gustav Stresemann. Die erste deutsche Demokratie musste nicht zwangsläufig scheitern
グスタフ・シュトレーゼマン:絶対に失敗できなかったドイツ初の民主主義

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ぼく自身は、まだ中世と近世の部分、それから、バイエルンのルートヴィヒ二世の巻だけしか見てませんが、さすがのZDF、どれも見応えたっぷりです。一線で大活躍する歴史家たちも、解説者としてたくさん登場します。覚えている限りでも、シュテファン・ヴァインフルター(Stefan Weinfurter)、ベルント・シュナイトミュラー(Bernd Schneidmüller)、ゲルト・アルトホフ(Gerd Althoff)、バルバラ・シュトルベルク=リリンガー(Barbara Stollberg-Rilinger)、ハインツ・シリング(Heinz Schilling)、ヴォルフラム・ジーマン(Wolfram Siemann)など。もっといたような気もします。近代以降の巻も、暇を見つけては、ぼちぼち見て行こうかなと思います。
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by schembart | 2011-08-17 03:56 | サイト紹介 | Comments(2)
先週のヘレンキームゼー城に続き、ルートヴィヒ二世のお城詣り。今回は、有名なあのノイシュヴァンシュタイン城(Schloss Neuschwanstein)へ。天気も良く、観光客もたくさん。観光客がいっぱいの、フュッセン(Füssen)からホーヘンシュヴァンガウ(Hohenschwangau)、そこからお城へ向かうルートではなく、ぼくら山岳狂会一行は、シュヴァンガウ(Schwangau)の町から歩いて登りました。登る前に、たまたまシュヴァンガウの町で開催されていた手芸品祭りに寄ることに。いろいろかわいらしい手工芸品がいっぱい。
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歩く前に、腹ごしらえ。思った以上にお腹一杯になりました。まさにドイツの肉料理。
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満腹になり、ようやく出発。お城目指して、のどかな風景のなかをてこてこと歩きます。
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森に入り、ペラート渓谷(Pöllatschlucht)を通って、お城を目指します。
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マリエン橋(Marienbruck)は、観光客でいっぱい。合間を縫って、お城の写真を撮ります。それでは、新白鳥城の眺めをお楽しみください。
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ホーエンシュヴァンガウ城も。
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大満足でまたシュヴァンガウの町まで、てこてこと歩いて降りてきました。花お写真も、ちょっぴりだけ。
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ノイシュヴァンシュタイン城が見えるイタリアン・レストランで晩御飯。贅沢な眺めに美味しいご飯。夕暮れも良い感じ。最後に写真撮影をして、ぼくはフュッセンから電車に乗って、アウクスブルクまで帰ってきました。車窓からの夕暮れで、さようなら。
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by schembart | 2011-08-14 21:58 | 登山 | Comments(2)
Michel de Montaigne, Bodensee - Allgäu - Augsburg. Aus dem süddeutschen Reisetagebüchern, Übersetzung von Max Stadler, Augsburg 2010.
ミシェル・ド・モンテーニュ『ボーデン湖―アルゴイ―アウクスブルク:南ドイツ旅日記から』

暇を見つけては、フランスの有名な哲学者ミシェル・ド・モンテーニュ(1533-1592年)が綴った南ドイツ旅日記(1580/81年)をぱらぱらと読み進めております。ボーデン湖からアウクスブルクまでの部分だけを抜粋して、しかも現代ドイツ語訳してくれたのが、本書になります。探せばおそらく日本語訳でも見つけることができると思いますが、もし書誌情報ご存知の方いましたら、ぜひお教えいただければ幸いです。

さて、モンテーニュの旅日記。本書で登場する南ドイツの町は、シャフハウゼン(Schaffhausen)、コンスタンツ(Konstanz)、マルクドルフ(Markdorf)、リンダウ(Lindau)、ヴァンゲン(Wangen)、イズニー(Isny)、ケンプテン(Kempten)、プフロンテン(Pfronten)、フュッセン(Füssen)、ランツベルク(Landsberg)、そしてアウクスブルク(Augsburg)。タイトルにあるように、ボーデン湖からアルゴイ地方へ、そしてフュッセンからレヒ川を筏に乗ってアウクスブルクまでの旅路となります。以前にご紹介した、アレクサンダー・ベルナーの救貧制度調査旅行(1531年)の旅路とも、似たようなところがあって、面白いですね。

モンテーニュの関心は多岐にわたっています。なかでも、とくに彼の注目を引いたのは、16世紀後半、「宗派の時代」だけあって、それぞれの町の教会やその宗派、信仰のあり方についてです。この町はカトリックの信仰を固く守っているだとか、プロテスタントの勢力が強いだとか、なんとかかんとか。訪れる町々で、当地の学識者(多くは聖職者や牧師さん)に会っては、その町の信仰についてあれやこれやと語り合うのが、モンテーニュの旅の日課であったようです。例えば、両宗派が法的にも認められていたアウクスブルクでは、毎日のようにカトリックとプロテスタントの間で結婚がなされている、と驚きを持って記しております。彼の泊まる宿屋の大将と女将が、まさに異宗派間結婚だったようです。

地球の歩き方を片手に南ドイツを回るのももちろん楽しいものですが、モンテーニュの旅日記を片手に、ボーデン湖からフュッセンへ、そこからアウクスブルクまで旅するのも、なかなか素敵な旅路になるかもしれません。そこからロマンティック街道を北上すれば良いのです。時間とお金に余裕のある方は、ぜひ試してみてくださいな。何と言っても、夏のボーデン湖は、おすすめスポットです。
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by schembart | 2011-08-12 20:53 | 読書 | Comments(0)
Johannes Burkhardt / Thomans Max Safley / Sabine Ullmann (Hg.), Geschichte in Räumen. Festschrift für Rolf Kießling zum 65. Geburtstag, Konstanz 2006.
『諸空間における歴史:ロルフ・キースリング65歳記念論文集』

キースリング先生の65歳の誕生日をお祝いして刊行された記念論文集です。執筆陣とその論文タイトルを見るだけでも、地域史研究者としてのキースリング先生の問題関心の広さと深さ、それから学問上の付き合いの広さの一端をうかがい知ることができるかと思います。記念論文集って、じつはぼく、大好きなのです。日本では、近頃はあんまり見なくなりましたが、もっとたくさんあれば良いのにとよく思います。いかがでしょう!? 学問上の影響関係を系譜的に知っておくのは、研究動向を追ったりするときに、それがどのようなテーマであれ、すごく助けになるような気がするのです。

それはそうと、以下が目次になります。

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Vorwort
はじめに

I. Juden in Schwaben
シュヴァーベンのユダヤ人


Herbert Immenkötter
Zur sog. Reichskristallnacht in Augsburg
アウクスブルクのいわゆる帝国水晶の夜について

Johannes Mordstein
Die "gläsernen Judengemeinden" - Die statistische Beschreibung der Judenschaft in der Grafschaft Oettingen-Spielberg 1757
「ガラスのようなユダヤ人共同体」 エッティンゲン・シュピールベルク伯領における1757年のユダヤ人統計資料

II. Stadt und Land
都市と農村


Peter Blickle
Pfalbürger schwäbischer Reichsstädte. Ein Beitrag zur Konstruktion der Leibeigenschaft
シュヴァーベン帝国都市の市外市民:体僕制の構築のための寄与

Etienne François
Augsburger Freiheit und preußische Tyrannei. Montesquieus Reisetagebuch durch Deutschland 1729
アウクスブルクの自由とプロイセンの暴政:モンテスキューのドイツ旅行記(1729年)

Carl A. Hoffmann
Die pfalz-neuburgischen Städte und Märkte 1505-1808. Aspekte ihrer Entwicklung und Forschungsstand zu einer Städtelandschaft
プファルツ・ノイブルクにおける諸都市とマルクト1505-1808年:その発展への視角と諸都市が織り成す地域帯の研究状況

Dae-Hyeon Hwang
Die Söldner als Motor sozialen Wandels in den Agrargesellschaften Ostschwabens im 17. und 18. Jahrhundert
17・18世紀東シュヴァーベンの農業社会における社会変遷の原動力としての土地なし小作人

Anke Sczesny
...bitte ich um die milde Gabe und den Genuß der Aufnahm in die Fuggerey... Bittschriften bedürftiger Leute im Augsburg des 19. Jahrhunderts
「…寛大な施しとフッゲライへの入居という恩恵をお与え下さい…」 19世紀アウクスブルクにおける困窮者の懇願書

Wilhelm Störmer
Eine besondere Städtelandschaft in Franken. Die Kleinststädte am Mainviereck
フランケンにおける特別な諸都市が織り成す景観帯:マイン川四辺形沿いの小都市群

Sabine Ullmann
Im Dienst des Kaisers - reichsgeschichtliche Aspekte der Memminger Stadtgeschichte
皇帝への勤務:メミンゲン都市史の帝国史的視角

III. Religion und Kultur
信仰と文化


Helmut Flachenecker
... vnser wesen vnd wonunge an der stat ein nuwekeit ist. Zu den Begarden und Beginen im mittelalterlichen Würzburg
「都市にあるわれらの敷地と住居は新奇なもの…」 中世ヴュルツブルクにおける男子ベギン会と女子ベギン会

Mark Häberlein
Mehrerlay Secten vnnd Religionen. Der Augsburger Arzt Leonhard Rauwolf und die Erfahrung religiöser Vielfalt im 16. Jahrhundert
「さまざまなセクトと諸信仰」 アウクスブルク医者レオンハルト・ラウヴォルフと16世紀の宗教的多様性の経験

Thomas Max Safley
Konfessionalisierung der Kinder? Routine und Rituale im Alltag in der Augsburger Armenfürsorge und -disziplinierung der Frühen Neuzeit
子供の宗派化? 近世アウクスブルクの貧民救済とその規律化における日常のルーティンと儀礼

Alois Schmid
P. Matthäus Rader SJ und Justus Lipsius. Aus ihrem Briefwechsel
イエズス会士マテウス・ラーダーとユステゥス・リプシウス:彼らの往復書簡から

Lee Palmer Wandel
Religion, Raum und Ort
信仰、空間、場

IV. Debatten der Landesgeschichte
地域史の討論


Dietmar Schiersner
Überblick von unten - oder: ein kleines Reich. Was hat die Regionalgeschichte der Reichsgeschichte zu sagen?
下からの概観―あるいは、小さな帝国:地域史研究は帝国史に対し何を言うか?

Wolfgang E.J. Weber
Kulturhistorische Perspektiven der Landesgeschichte
地域史の文化史的観点

Andreas Wirsching
Große Fragen - kleine Antworten? Proto-Industrialisierung
大きな問い―小さな答え? プロト産業化

Tabula Gratulatoria
祝賀者一覧

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今年で70歳になるロルフ・キースリング先生ですが、論文集の編纂ハンドブックの執筆、それからシンポジウムの企画まで、ますますお元気に大活躍中です。つい先日も、先生が編纂されたアウクスブルクの宗教改革に関する論文集が刊行されました(これも近いうちにこちらで紹介しまーす、お楽しみに)。

今回、65歳の記念論文集をご紹介したのは、じつはついこの間、70歳の誕生日をお祝いする記念論文集が新たに刊行されたためなのです。ぼくもさっそく購入してきました。どちらの論文集も、装丁が格好良くて、素敵です。内容紹介は、また改めて。

Dietmar Schiersner / Andreas Link / Barbara Rajkay / Wolfgang Scheffknecht (Hg.), Augsburg, Schwaben und der Rest der Welt. Neue Beiträge zur Landes- und Regionalgeschichte. Festschrift für Rolf Kießling zum 70. Geburtstag, Augsburg 2011.
『アウクスブルク、シュヴァーベン、世界のその他の場所。地域史研究への新たな寄与:ロルフ・キースリング70歳記念論文集』
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by schembart | 2011-08-11 03:00 | 文献紹介 | Comments(0)

雑誌紹介「三十年戦争」

DER DREISSIGJÄHRIGE KRIEG: Die Ur-Katastrophe der Deutschen, in: Der Spiegel: Geschichte Nr. 4/2011.
「三十年戦争:ドイツ人の原-災害」

8月8日は、「アウクスブルクの平和祭り(Augsburger Hohes Friedensfest)」の日、ここアウクスブルクだけの祝日です。法的にも認められた祝日で、しかも、1650年以来ずっと続けられている歴史的な祝日でもあります。三十年戦争(1618年~1648年)では、皇帝軍、それからプロテスタント軍双方による数度にわたる占拠も経験しました。餓えや疫病、それから戦禍と、悲惨な時代でした。ある年代記によると、「人肉食い(カニバリスム)」も町の至る所で見られたと言われております。三十年戦争の終結となったウェストファリア条約こそが、この「アウクスブルクの平和祭り」の土台となったようです。

三十年戦争は、ドイツ近世史上、非常に甚大な出来事で、歴史学でも長年にわたって多様な視角から議論が積み重ねられてきました。専門書も多いなか、一般向けの書物も多く刊行されている分野です。今回ご紹介するのも、そのひとつ。

一般向け雑誌『シュピーゲル歴史』、今回の特集がまさに「三十年戦争」です。駅のキオスクで見つけて、つい購入。シュピーゲル誌の編集部に加え、一線で活躍してきた近世史家も執筆陣として登場しております。歴史マガジン『ダーマルス』(こちらこちら)とともに、『シュピーゲル歴史』編集室も、たまに読み応えのある特集を企画してくれます。

以下が目次。

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EINLEITUNG
導入


Lehren des Entsetzens: Bis heute wirkt die Schockwelle nach - was aber war der Dreißigjährige Krieg überhaupt? Historiker entwirren Mythos und Realität einer Zeit, die Europa brutal verändert hat (Johannes Saltzwedel)
驚愕という教え:未だ続く衝撃、三十年戦争とはいったい何だったのか? 歴史家がヨーロッパを激変させた時代の神話と現実を解きほぐす

CHRONIK 1618-1648 - Die Wirren einer traumatischen Zeit
年表1618-1648年:トラウマを呼び起こす時代の騒乱

SPIEGEL-GESPRÄCH - - "Auch die teuerste Armee muss nicht immer gewinnen": Der Jenaer Historiker Georg Schmidt über Ursachen und Verlauf des Krieges, Oldenburger Pferde und die Überlebenskraft des Alten Reiches (Georg Schmidt - SPIEGEL)
対談:「最も費用をかけた軍隊がいつも勝利をもたらすわけではない」イェーナの歴史家ゲオルグ・シュミットに聞く、戦争の原因と経過、オルデンブルクの馬と旧帝国の生存力について

STURZ IN DIE KATASTROPHE
カタストロフへの崩壊


Ein tiefer Fall: Mit dem Prager Fenstersturz wollten die protestantischen Böhmen ein Zeichen setzen. Habsburgs Gegenschlag riss Europa für Jahrzehnte in einen Strudel der Gewalt (Sebatian Borger)
深い落下:プラハ窓外放出事件でプロテスタント陣営ボヘミアが新たに問題を提起し、ハプスブルクの反撃がヨーロッパを暴力の渦のなかに引き入れる

Aufstand der Pfeffersäcke: 80 blutige Jahre dauerte es bis zur Unabhängigkeit der Niederlande 1648 (Johannes Saltzwedel)
胡椒袋(豪商たち)の反乱:オランダ独立(1648年)まで続く血みどろの80年

Hunger, Flöhe, Hass: Erst die Verkettung vieler Unglücksfaktoren hat das Desaster heraufbeschworen. Eine der Ursachen war die "Kleine Eiszeit" (Georg Bönisch)
餓え、蚤、憎悪:多くの不幸が集まって、この災厄が引き起こされた。一つの原因は「小氷期」

Der fromme Eiferer: Unnachsichtig stritt Ferdinand II. von Habsburg für den Katholizismus - obwohl er auch Kaiser der deutschen Protestanten war. So wurde er zum Antreiber des mörderischen Konflikts (Angelika Franz)
敬虔深い狂信者:ドイツ人プロテスタントの皇帝であるにもかかわらず、カトリック擁護のために容赦なく闘うハプスブルクのフェルディナント2世。そして彼は、血なまぐさい紛争を駆り立てる

Kurzes Glück auf der Prager Burg: War Friedrich von der Pfalz verblendet oder nur ungeschickt? Zeitgenossen jedenfalls spotteten über den "Winterkönig" (Katharina Stegelmann)
プラハ城の短い幸福:プファルツ選帝侯フリードリヒは目が曇ったか、あるいた単なる下手糞か? 同時代人に揶揄される「冬の王様」

"Weh dir, Pfalz!": Wie wenige Städte musste Heidelberg unter den Kriegswirren leiden. Schuld war auch das Großmachtstreben der Landesherren (Jan Friedmann)
「どうだ、プファルツ!」ハイデルベルクほどに戦乱で苦しんだ都市はない。領邦君主の権力欲にその責あり

Wanderarbeiter des Todes: Farbenprächtig und schwer bewaffnet, so prägten die Landsknechte das Bild des Krieges. Ihr Alltag war äußerst riskant und oft trostlos (Thorsten Oltmer)
死の出稼ぎ労働者:色鮮やかにして、重装備。ランツクネヒトが戦争のイメージを作り上げる。彼らの日常は極度に危険でときに絶望的

Im Auftrag des Königs: Der Maler-Star Peter Paul Rubens vermittelte als Diplomat den Frieden zwischen Spanien und England (Philipp Duckensell)
国王の委託を受けて:スペインとイングランドの和平を調停する有名画家にして外交官ペーター・パウル・ルーベンス

Angriff aus dem Busch: Im Harz formierte sich eine Partisanenbewegung gegen die Kaiserlichen (Uwe Klußmann)
藪からの攻撃:ヘルツで生まれる皇帝に対するパルチザン運動

EUROPA IM CHAOS
混乱のヨーロッパ


"Der Löwe aus Mitternacht": Bei seinem Einmarsch in Deutschland präsentierte sich König Gustav II. Adolf von Schweden als Beschützer der Protestanten. Doch er betrieb vor allem Machtpolitik (Uwe Klußmann)
「北方からの獅子」:ドイツ入城、プロテスタントの保護者として登場するスウェーデン国王グスタフ・アドルフ2世。権力政治を推し進める

Griff nach den Sternen: Der böhmische Landadlige Albrecht von Wallenstein stieg zum reichsten und mächtigsten Heerführer auf. Als der Kaiser Verrat witterte, ließ er seinen Generalissimus ermorden (Norbert F. Pötzl)
星を捕まえる試み:最も裕福で最も力を持った将軍、ボヘミアのラント貴族アルブレヒト・フォン・ワレンシュタイン。彼の裏切りを嗅ぎ付けた皇帝、総司令官殺害を命じる

Bankier des Krieges: Der flämische Calvinist Hans de Witte finanzierte Wallensteins Armee. Sein Ende war düster (Dietmar Pieper)
戦争銀行家:カルヴァン主義者ハンス・ヴィッテがワレンシュタイン軍に融資する。陰鬱なその最期

Ellipse Now: Einige Jahre vor Kriegsausbruch entdeckte Johannes Kepler, auf welchen Bahnen die Planeten um die Sonne kreisen. Doch der geniale Astronom blieb ein Außenseiter - Geld verdiente er eher mit Horoskopen
楕円:戦争勃発数年前にヨハネス・ケプラーは太陽の周りを惑星がどのような軌跡で回るのかを発見した。しかし、天才天文学者はアウトサイダーであり続け、むしろ占星術師としてお金を稼いだ

"Gejagt wie das Wild in den Wäldern": Die Mächtigen zettelten den Krieg an - Bauern, Soldaten und Handwerker mussten ihn ertragen. Ihre Tagebücher liefern Augenzeugenberichte aus einem Alltag inmitten von Schrecken und Gewalt (Eva-Maria Schnurr)
「森の野獣のように狩られて」権力者たちが戦争をそそのかす。それに耐える農民、兵隊、手工業者たち。彼らの日記は恐怖と暴力の真っただ中にある生活を証言する

Vom Siegerpech verfolgt: Genialer Stratege, prinzipienfester Katholik oder brutaler Schlächter - an kaum einer Gestalt der Epoche scheiden sich die Geister so wie an Johann Tserclaes von Tilly (Thilo Thielke)
勝利者の不運に付きまとわれて:戦略の天才、カトリック原理主義者、あるいは血なまぐさい殺戮者。同時代人のうちで、ヨハン・セルクラエス・フォン・ティリーほどに各人の意見が別れる人物はほぼいない

Massaker an der Elbe: Die "Bluthochzeit" von Magdeburg gilt als schlimmste Gewaltorgie des Krieges. Wie konnte es zu dem Blutrausch kommen? Eine Spurensuche (Petra Kleinau)
エルベ河畔の大量殺戮:最もひどい暴力騒ぎ、マクデブルクの「虐殺」。血に飢えた殲滅状態はいかに生じたか? その痕跡を探して

Deutsches Pathos, deutscher Zwist: Nach der Nördlinger Schlacht mussten sich die Schweden aus Süddeutschland zurückziehen. Wichtige Verbündete wandten sich ab. 1635 kam es in Prag zu einem Friedensschluss (Jan Puhl)
ドイツ人の情熱とドイツ人の確執:ノルトリンゲンの戦い後、スウェーデンは南ドイツから引き下がる。重要な同盟者は背を向ける。1635年プラハでの和平締結

DAS RINGEN DER MÄCHTE
強国の輪


Der erste Weltkrieg: Taktische Manöver auf Kosten der Zivilisten, Bündnispoker und Naturkatastrophen prägten die Jahre nach 1635. Es war die grausamste Zeit (Wolfgang Behringer)
初めての世界大戦:1635年以後を特徴つける一般民を犠牲にした戦略的軍隊行動、同盟ゲーム、そして自然災害。最も残虐な時代

"O Bub lauf weg": Das Kriegstrauma im Spiegel von Grimmelshausens "Simplicissimus"
「少年は走って逃げた」グリムメルスハウゼンの「ジンプリチシムス」に見る戦争のトラウマ

Schwedisches Comeback: Mit dem Sieg bei Wittstock 1636 festigten die Skandinavier ihre fast schon verlorene Machtposition (Dietmar Pieper)
スウェーデン人が帰ってきた:1636年のヴィットストックでの戦勝で失われた権力地位をなんとか固めたスカンディナヴィア人

Geplünderte Tote: Ein Massengrab auf dem Wittstocker Schlachtfeld gibt Aufschluss über das Leben und Sterben der Söldner (Dietmar Pieper)
略奪された死者:兵隊の生と死を解くカギとなるヴィットストック戦場の共同墓地

Gottesmann im Harnisch: Mit dem Weitblick des Strategen stärkte Kardinal Richelieu die Macht Frankreichs - erst im erbitterten Kampf gegen die Hugenotten, dann auch auf den europäischen Schlachtfeldern (Mathias Schreiber)
甲冑をつけた聖職者:先見の明ある戦略家であり枢機卿でもあるリシュリューがフランスの力を高める―まずはユグノーに対するしつこい戦いで、次いでヨーロッパの戦場で

"Das Unkraut ausrotten": In vielen Orten wurden während des Krieges Frauen als Hexen verfolgt und verbrannt. Auch im heute hessischen Büdingen: Der Amtmann war überzeugt, damit Frieden zu schaffen (Eva-Maria Schnurr)
「悪の根を断つ」:戦争中、多くの地で、女性たちが魔女として迫害され、火刑に処された。裁判官は、それにより平和が生まれると確信した裁判官がいたヘッセンのビューディンゲンでも

Die Macht der Nachricht: Post und Zeitung, damals engverwandt, zählten zu den wichtigen Motoren des Krieges. Desinformation war eine übliche List (Markus Grill)
ニュースの力:かつて近い関係にあった郵便と新聞は、戦争の重要な促進要因。偽情報は広く使われた策略
だった

Totentanz am Lech: Stadtleben in wirrer Zeit: Für die Bewohner Augsburgs lagen Hunger und Siegesfreude, Dämonenglaube und Seuchen nah beieinander (Bernd Roeck)
レヒ河畔の死の舞踏:混乱期における都市生活。アウクスブルクの住民にとって、餓えと勝利の喜び、悪魔信仰と疫病はともにあり

FRIEDE UND NEUORDNUNG
和平と新秩序


Das Seufzen nach Frieden: Fünf Jahre rangen Gesandte aus halb Europa in Münster und Osnabrück um ein Ende des Krieges (Annette Grossbongardt)
和平を求めてのため息:5年間、ヨーロッパ半分から集まった使節たちがミュンスターとオスナブリュックで戦争の終焉を目指して奮闘する

Westfälisches Vexierbild: Das moderne Staatensystem lässt sich in seinen Grundzügen auf den Frieden von 1648 zurückführen. Aber das ist nur eine von vielen Deutungen des Vertragswerks (Christoph Seidler)
ヴェストファーレンの隠し絵:近代の国家システムは、その基本的な部分で、1648年の和平に由来する。しかしそれは、当契約の数ある解釈のうちのひとつにすぎない

Lieder gegen das Leiden: Vor dem Hintergrund der erlittenen Schrecken dichtete der evangelische Pfarrer Paul Gerhardt Gesänge, die den Christen in aller Welt bis heute Trost und Hoffnung geben (Michael Sontheimer)
苦しみに対する歌:苦しみ耐えた恐怖を背景に、福音派牧師パウル・ゲルハルトが書いた詩は、今でも世界中のキリスト教徒に慰みと希望を与えている

Zinnsoldat und Pestfloh: Orte der Erinnerung
錫の兵隊とペスト蚤:記憶の場

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執筆者には、ゲオルク・シュミット、ヴォルフガング・ベーリンガー、ベルント・レックなどの著名な歴史家の名前も。記事の数も充実しております(日本語にするだけでくたくたに…、訳が雑になっているかもしれません。ご勘弁を)。時間を見つけては、ぱらぱら読み進めようと思います。

去年の日独奨学生セミナー後に、ベルリン観光でお世話になったベルリン在住の斉藤恵太氏の最新の研究動向論文が、おそらく三十年戦争に関するドイツでの研究状況を詳細に論じるはずです。一時帰国の折には、ぜひチェックしてみなくてはいけません。

斉藤恵太「〔研究動向〕歴史のなかの三十年戦争」『史学雑誌』120-6 (2011), 62-86頁
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by schembart | 2011-08-08 21:29 | 文献紹介 | Comments(0)