中近世ドイツ都市史を研究する渡邉さんの日々 2009年夏からドイツに留学中(2013年9月に帰国しました)


by schembart

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からたち野道



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赤い実にくちびる染めて
空を見上げる
これ以上つらい日が来ませんようにと
飛び石踏んだ

からたち野道 花吹く小道
泣いたらだめよ 虫の音小唄
からたち野道 はるかな小道
あのひとのもとへと続く道

「からたち野道」
作詞・作曲 宮沢和史
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これ聞くと、中学生の頃を思い出します。とても大切なうた。
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by schembart | 2011-12-31 16:07 | 思い出 | Comments(0)
あっという間に2011年も暮れていきます。昨年一昨年に引き続き、一年間の研究成果を振り返ってみようと思います。

まずは論文。

渡邉裕一「16世紀後半における薪節約術の発明とその社会背景―ニュルンベルク市民レオンハルト・ダンナーへの特権授与を手掛かりに」『西洋史論叢』 第32号(2010年12月)、59-69頁
詳細は、こちら

Yuichi Watanabe, Die Erfindung der „Holzersparungskunst“ als Maßnahme gegen die „Holznot“ im 16. Jahrhundert. Ein historisches Energiespar-Projekt? in: 4. Deutsch-japanisch-koreanisches Stipendiatenseminar (11. Treffen von DAAD-Stipendiaten), 12. und 13. Juli 2010: Veröffentlichungen des Japanisch-Deutschen Zentrums Berlin Bd. 61 (2011), S. 224-233.
詳細は、こちら

研究会・学会での報告はありませんでしたが、一時帰国の折に早稲田大学の大学院ゼミで中間報告をさせてもらうことがきました。

2011年10月7日
「16世紀アウクスブルクにおける森林書記の会計簿―その史料価値と現在の調査状況」
早稲田大学大学院文学研究科、大学院ゼミ(甚野研究室)
詳細は、こちら
レジュメは、こちら

この一年、文書館ではずっと「森林書記の会計簿」と格闘しておりました(こちらこちら)。まだまだ読み込みが必要ですが、1555年から1607年まで、残存している史料については一通りのデータを拾い上げることができました。「森林書記の会計簿」という史料が持つ可能性も、調査を続けるうちに、ますます実感できるようになっております。あとはどう調理をするかです。急がば回れ。じっくりと消化しなくてはいけません。

2012年は、まず2月初めに、キースリング先生、シリング先生との三者面談が決まっております。前回の面談からずいぶんと時間がたってしまいましたが、調査の結果をしっかりと目に見える形にして提示できるように、万全に準備をしなくてはいけません。とりあえずは、この面談を首尾よく乗り切ることを直近の目標にがんばろう。2012年には、新たに論文2本が刊行される予定ですので、それについてもまたこちらでご紹介できるかと思います。史料と格闘するうちに、博士論文後の研究テーマも、おぼろげながらに構想が出来上がってきました。とはいえ、急がば回れ。まずは博士論文。いやいや、まずは2月の三者面談。がんばろう。
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by schembart | 2011-12-29 02:28 | 研究 | Comments(5)

クリスマス・コンサート

例年に比べ、ずいぶんと暖かなクリスマスでしたね。雪のクリスマス市が見られたのも数日間だけでした。あっというまに年末です。

昨日は、なんちゃって山岳狂会のメンバーが参加するクリスマス・コンサートに行ってきました。教会で聞くバッハは、とても心地良かったです。贅沢な経験ができました。
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今年も残りわずか。来年に向けて大きな一歩を踏み出せるよう、腰を落ち着けてじっくりと静かに2011年を振り返ってみようと思います。
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by schembart | 2011-12-27 16:12 | 留学生活 | Comments(0)
年末恒例の「THE 写真部オブ・ザ・イヤー」の季節になりました。誰でも投票可能なので、ぜひみなさんもご参加くださいな!!

『THE 写真部オブザイヤー 2011』

投票期間:

12月25日(日) 6:00~21:00

投票方法:

上記期間中に、気に入った写真のコメント欄に一票の意思表示を記入。
(投票理由などを添えて頂くと嬉しいです!)

あるいは、mixi、facebookユーザーの方は写真下部の「mixi」、「facebook」のイイネ欄をクリックでも大丈夫。

お一人さま3票まで投票できます(1作品につき1票)。

候補の29作品は、こちら。今年も良い作品がそろってます!!

みなさん、どの写真が好きですか?
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by schembart | 2011-12-24 02:22 | サイト紹介 | Comments(0)

雪のクリスマス

アウクスブルクにも雪が降りました。せっかくなので、雪降りクリスマス市の写真を撮ってきました。
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by schembart | 2011-12-20 23:30 | 留学生活 | Comments(4)
昨日は、ヤッヘナウ(Jachenau)からヒルシュヘルンルコップフ(Hirschhoernlkopf)登頂を目指しました。ちょうど昨年の同じ時期に、青空ながらも深い雪の前に途中断念したなんちゃって山岳隊、今回はリベンジを果たせるでしょうか? ちなみに、春にはこんなのどかな風景が広がっております。

昨日は、雪降りながらも、積雪は去年ほどではありません。しかも、こちとら昨年とは装備が違う。しっかりと雪山装備に身を包み、さっそく登頂をめざして出発します。
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森のなかで昼食休み。降りやむ気配のない雪を心配しつつ、まだまだ上を目指す。
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森を抜けると、高原に出ます。目の前は真っ白。吹雪を遮るものもなくなります。気分はモンブラン登頂を目指すなんちゃってアルピニスト。
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念願の十字架が見えました。やったー!
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頂上の体感温度はマイナス数度だろうか…。さっそく下山開始。雪の合間から太陽の光も。自然のいたずらか。綺麗な光景を目の当たりにできました。
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下りは雪も止み、写真を撮りながら、のんびり帰ります。
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なんとか暗くなる前に下山。今年の登り収め。良い登山となりました~。去年と同様、バード・テルツのクリスマス市に寄って、グリューヴァインを飲むことに。都会にはない、良い雰囲気のクリスマス市です。夕食はメキシコ・レストランで美味しいハンバーガーを食べました。お腹一杯。
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by schembart | 2011-12-18 20:14 | 登山 | Comments(0)
水曜・木曜と、アウクスブルク大学で開催された公開講演を聞きに行ってきました。日本の大学も、一般市民が自由に参加できる公開講演会を定期的に催せばよいのにと思います。

水曜は、歴史学部の主宰する連続公開講義「歴史のなかの経済危機(Wirtschaftskrisen in der Geschichte)」に行ってきました。今回は、近世史のロタール・シリング先生(Prof. Dr. Lothar Schilling)が講演者。講演タイトルは、

Distinktion, Spekulation, Krise – das „Tulpenfieber“ im Holland der 1630er Jahre
希少品、投機、そして危機:1630年代オランダにおける「チューリップ・ブーム」

チューリップはヨーロッパ原産の花ではなく、15~16世紀にオスマン帝国からヨーロッパに伝わったようです。16世紀後半から希少品として取引されはじめ、1630年代のオランダで人気の投機対象品となり、前代未聞のチューリップ・ブームが生じたようです。シリング先生は、前近代の経済危機として、「古い危機=不足危機(Mangelkrise)」と「新しい危機=投機危機(Spekulationskrise)」の2種類を区別し、1630年代オランダのチューリップ・ブームを、投機危機の最初の代表事例として位置づけます。朝から夕方まで、文書館での史料調査を終えてふらふらになっていたので、せっかくの興味深いテーマだったのに、途中で意識が飛んでしまうことしばし。シリング先生のご研究については、いつかまた改めて、まとめてご紹介したいと思っております。「チューリップ・ブーム」、日本でも文献はあるのでしょうか…、どなたかご存知でしたら、ぜひご教示ください。卒論や修士論文の最適なテーマだと思います。

木曜は、アウクスブルク大学法学部・言語歴史学部が共催する連続公開講演会「魔女と魔女迫害―学際的アプローチ」("HEXEREI UND HEXENVERFOLGUNG - INTERDISZIPLINÄRE ANNÄHERUNG")の最終講義に行ってきました。講演者は、現在アウクスブルク大学の学長を務めるザビーネ・デェーリング=マントイフェル教授(Prof. Dr. Sabine Doering-Manteuffel)。民俗・民族学の専門家です。講演タイトルは、

Wettermachen als Delikt. Schadenszauberei und Klimawandel in der Frühen Neuzeit
犯罪としての天候魔術:近世における有害魔術と気候変動

魔女迫害史研究と気候史研究(こちらこちらこちらもご参照ください)の橋渡しの必要性を説いておられました。魔女迫害と小氷期との因果関係については、ヴォルフガング・ベーリンガー(Prof. Dr. Wolfgang Behringer)の1995年の論文が重要で、デェーリング教授の今回の講演も、このベーリンガー・テーゼの是非をめぐる議論を軸に展開しました。デェーリング教授の結論は、16世紀末~17世紀初頭の魔女迫害の多発を説明する際に、当時の不安定な気候変動を無視するわけにはいかない、という穏当なものでした。地域別の個別研究の積み重ねがまだまだ必要だということです。

ちなみに、ベーリンガー先生の論文は、

Weather, Hunger and Fear. The Origins of the European Witch Persecution in Climate, Society and Mentality, in: German History 13 (1995) 1-27.

いづれの講演も、近世の危機をテーマにしております。危機研究については、これまたW・ベーリンガー「危機研究の十戒」が参考になるかと思います。
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by schembart | 2011-12-16 19:58 | 講義・講演会・研究会 | Comments(0)
夜のクリスマス市に行ってきました。雪のクリスマス市は、今年はやってくるのでしょうか…。
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by schembart | 2011-12-15 16:41 | 留学生活 | Comments(0)
日曜日は、ゼーベン湖~ドラゴン湖を目指して再びティロルに行ってきました。3週連続の挑戦です。先々週はこちら、先週はこちら。果たしてドラゴン湖までたどり着けるのか。完全な雪山登山となりました。雪山装備でいざ出発。森のなかへ。
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雲海の上に出ると、そこには真っ青な空が広がっておりました。地上は曇り、天空は晴れ。
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雪山を登るのは、大変です。ひーひー言いながら、滑らないように気をつけながら、一歩一歩足を前に進めます。振り向けば、絶景が広がっております。
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子供のカモシカもいました。見えますか?
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まだまだ登ります。未踏の雪の上を、ざっくざっくと進んでいきます。
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途中の小屋にようやく到着。思った以上に時間がかかったので、ゼーベン湖~ドラゴン湖への挑戦は断念し、ここでお昼ご飯を食べて下山することに。雪山で食べるおにぎりは、なによりも美味しかったです。
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お腹も一杯になりました。帰りも雪のなかをざっくざっくと進みます。
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雲海の隙間から、エーアヴァルトの村落が見えました。
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オーストリア側から見たツークシュピッツ。
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ようやく下山。暗くなる前に戻ってくることができました。
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ドラゴンの尻尾も見えませんでしたが、綺麗な景色も堪能できて、大満足です。雪道でくたびれた身体をひきづって、地元の素朴なレストランで夕食。ビールと東欧系の料理を注文。思ったよりも美味しかったです。
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by schembart | 2011-12-13 05:03 | 登山 | Comments(2)
土曜日は、ミッテンヴァルトからホーハー・クランツベルク(Hoher Kranzberg)へ行ってきました。今年は三度目の再訪となります。青空の山雨の山、そして今回は、雨降りの予報もあったものの、なんとか持ちこたえた感じです。
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雪が積もった道を、ひーひー言いながら登っていきます。
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クランツベルクの頂上に到着ー。ミッテンヴァルトとそれを見下ろすカーベンデル山系。
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山小屋でご飯を食べ、のんびりと山を降ります。帰り道は、ぐるりと回って、湖を見に行くことに。
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湖面が鏡みたいで、とっても綺麗でした。
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滝の見える道をミッテンヴァルトまで。途中の崖には、マドンナ像が奉られておりました。見えますか?誰があんなところに…。
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道すがら見つけた小さな世界。
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ようやくミッテンヴァルトに戻ってきました~。町の片隅ではクリスマス市が開かれてました。グリューヴァイン飲んで、焼きソーセージサンドを食べて、大満足で帰宅の途につきました。
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by schembart | 2011-12-12 15:45 | 登山 | Comments(0)