中近世ドイツ都市史を研究する渡邉さんの日々 2009年夏からドイツに留学中(2013年9月に帰国しました)


by schembart

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九州での報告を終えて

先週の土曜日、社会経済史学会の九州部会で口頭報告をさせてもらいました(こちら)。公的な場所での口頭発表は久しぶりだったので、緊張しました。しかも、経済史や経営史の専門家たちの前で、文学部出身のぼくが「会計簿」について語ろうというものだから、今から考えると、われながら怖いもの知らずと言うかなんと言うか。でも、みなさん暖かく迎えてくれて、研究内容についても、示唆深いアドバイスをたくさんいただいてきました。お名前だけ知ってる先生方にも、はじめてちゃんとご挨拶できたし、本当によい機会となりました。懇親会でも、美味しいお酒片手に、尽きることのない対話を楽しむことができました。しっかりと今後の肥やしにしないといけません。

当日のレジュメは、Researchmapにアップしてあります。ぜひご笑覧いただければ幸いです。こちら

今後の自分の研究の方向性についても、とても有意義なご助言をいただけました。しっかりと噛みしめたいと思います。来週の歴研での報告に反映できるかどうかわかりませんが…。そうです。次の日曜日には東京で報告会、こちらもしっかりと準備しないといけません(こちら)。プレゼンに関しても、もっともっと良くなるよう、たくさんアドバイスをもらったので、つぎに生かしたいと思います。がんばろう。

一時帰国で、のんびり休みたい気持ちもあるものの、いやいや今が踏ん張りどころです。ドイツに戻ったら、また博論の完成に向けて、ますます執筆のスピードも上げないといけないし。ぼけぼけしてばかりはいられません。

博多では、美味しいラーメンを食べてきました!
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by schembart | 2013-01-28 15:05 | 研究 | Comments(2)

冬の三者面談

秋の三者面談から早3か月。今日はキースリング先生とシリング先生との三者面談に行ってきました。1時間弱。今回は、あらかじめ提出しておいた博士論文の1章分について、じっくりと指導を受けてきました。全体として、論述の仕方がとても良くなっているよ、とお褒めのお言葉をいただいきました。方向性は正しいから、このまま突き進みなさい、と。しかし、まだちょっと書き足らない。肉付けがまだまだ必要です、とも。それから、執筆のスピードを上げなさい、とお尻を叩かれました。

次回の面談は、3月20日。それまでに、新たに2章分を書き上げていくことになりました。どちらも、半分ほど下書きはできてるので、無理な目標ではないけども、もっともっとスピード・アップが必要です。がむしゃらに。面談でご指摘いただいたアドバイスをもとに、今回の1章分の修正・加筆もやらないといけません。一時帰国中も、博士論文との格闘が続きそうです。もちろん、日本での研究報告(九州と東京でひとつづつ)もしっかりとこなさないといけません。アクセルを強く踏んで、駆け抜けなくてはいけません。「本当は覚えてるだろ? ド派手に真っ向から立ち向かって、しかし、ド派手に真っ向からぶっ倒されて、歪んで霞んで欠けた視界の先にあるそれこそが、正真正銘挑み続けるべき明日だってこと」(竹原ピストル)。

竹原ピストル/カウント10

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by schembart | 2013-01-16 22:30 | 研究 | Comments(0)

2013年初登り

昨日は、2013年なんちゃって山岳狂会の初登りへ行ってきました。テーガーン湖(Tegernsee)から岩山の上のリーダーシュタイン(Riederstein: 1207m)の小さな教会堂、そしてバウムガルテンシュナイト(Baumgartenschneid: 1449m)の頂上を目指しました。ひさびさの雪山登山。
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テーガーン湖。
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上へ上へ。
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下から見上げるリーダーシュタイン。
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教会堂への登り道、キリスト磔刑の場面を描いた奉納版(Votivtafel)がたくさん並んでいました。
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マリア様やその他の奉納版も。
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続き。寄り道してたので、奉納版をひとつ記録し忘れてました…。
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そんなこんなで、岩の上の小さな教会堂に到着。
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ここから、さらに頂上を目指します。
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森を抜けると、風を遮るものがありません。なんちゃってアルピニストの気分で頂上を目指します。
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体感気温はマイナス何度だろう…。早めに下山します。
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途中の山小屋でテーガンゼーの美味しいビールを飲みました。テーゲンゼーが綺麗です。
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早めにミュンヘンに帰り着いて、匠のラーメンを食べてきました。美味しかったー。写真は撮り忘れてしまいました。2013年も良い登山スタートとなりました。今年も、安全第一でアルプスの山々をたくさん登りたいと思います。
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by schembart | 2013-01-13 20:41 | 登山 | Comments(0)

ポスター発表のお知らせ

4月にオーストリアのザルツブルク大学で開催される社会経済史学会(Gesellschaft für Sozial- und Wirtschaftsgeschichte =GSWG)の第25回研究会大会でポスター発表をさせてもらう予定です。(ドイツ)社会経済史学会は、1961年に設立された伝統ある学会で、創設メンバーにはヴィルヘルム・アーベル(Wilhelm Abe: 1904–1985)、フリートリヒ・リュトゲ(Friedrich Lütge: 1901–1968)、ヘルマン・ケレンベンツ(Hermann Kellenbenz: 1913–1990)、エーリヒ・マシュケ(Erich Maschke: 1900–1982)、ヘルベルト・ハッシンガー(Herbert Hassinger: 1910–1992)など、大物の名前が並んでいます。

今回の大会テーマは「中世後期から現代までの経済と環境:持続可能性への道?("Wirtschaft und Umwelt vom Spätmittelalter bis zur Gegenwart: Auf dem Weg zu Nachhaltigkeit?" )」というもので、興味深い報告がたくさん聞けそうです。プログラムが公開されたら、またこちらでもご紹介していきたいと思います。ぼくは、博士論文の成果の一部をポスター発表させてもらう予定です(社会経済史学会九州部会での報告とほぼ同様の内容)。

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25. Arbeitstagung der Gesellschaft für Sozial- und Wirtschaftsgeschichte
03.04.2013-06.04.2013, in Salzburg

Tagungsthema: "Wirtschaft und Umwelt vom Spätmittelalter bis zur Gegenwart: Auf dem Weg zu Nachhaltigkeit?"

Postersession
Yuichi Watanabe, Städtische Waldpolitik der Reichsstadt Augsburg im 16. Jahrhundert
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じつはぼく、ポスター発表って初めてです。聴衆として参加したこともないので、雰囲気もよくわからず、ちょっぴり不安も。日本だと、西洋中世学会が数年間からポスター報告を行っていますね(「ポスター発表のガイドライン」を参考にさせてもらおう)。周到な準備をしてポスター制作にのぞみたいと思います。がんばろう。

1月、2月、4月と口頭報告、ポスター発表と続く予定です。ここ2年ほど、表舞台での研究報告から遠ざかっていたので、緊張してしまうと思いますが、気合を入れてがんばろうと思います。
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by schembart | 2013-01-08 19:08 | 研究 | Comments(0)

研究会報告のお知らせ

歴史学研究会ヨーロッパ中世史・近世史合同部会の2月例会にて研究報告をさせてもらうことになりました。九州での報告は、博士論文の成果を発表する予定ですが、こちらでは、博論後の研究計画について、その課題と展望を報告させてもらう予定です。馴染みの深い研究会なので、思い切り胸を借りたいと思っております。できるだけ大風呂敷を広げて、みなさんからご批判やアドバイスをいただくことがなによりの目的となります。粗削りな議論になるかもしれませんが、お時間のある方はぜひご参加いただければ幸いです。

歴史学研究会のホームページにも案内がアップされました、こちら

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歴史学研究会ヨーロッパ中世史・近世史合同部会
2月例会開催のお知らせ

日時:2013年2月3日(日)午後15:00~18:00
場所:早稲田大学  14号館 8階 804会議室

報告者: 渡邉 裕一 氏 
「中近世のアルプス山脈・レヒ川流域における地域環境史―課題と展望」

参考文献:
・田北廣道「社会経済史学の再構成に向けて:ドイツ環境史の可能性(1)」『経済学研究』第77巻5/6号 (2011), 73-107頁
・服部良久「ヨーロッパ中・近世史におけるアルプス地域―山岳地方における社会・国家・コミュニケーション」『京都大学文学部研究紀要』第51号 (2012), 71-106頁
・ヨアヒム・ラートカウ(海老根剛・森田直子訳)『自然と権力―環境の世界史』みすず書房、2012年
・渡邉裕一「中近世アウクスブルクの木材供給―都市の森林所有とレヒ川の木材流送」『西洋史学』第241号 (2011), 1-18頁

歴史学研究会ヨーロッパ中世史・近世史合同部会 
世話役: 木崎孝嘉・後藤里菜・高津秀之・成川岳大・村上司樹・森本光 (50音順)
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ドイツ語の主要参考文献も挙げておきます。

Rolf Kießling / Wolfgang Scheffknecht (Hg.), Umweltgeschichte in der Region (FORUM SUEVICUM Bd. 9), Konstanz 2011.

Reinhold Reith, Umweltgeschichte der Frühen Neuzeit (Enzyklopädie deutscher Geschichte Band 89), München 2011.

Christian Rohr, Extreme Naturereignisse im Ostalpenraum. Naturerfahrung im Spätmittelalter und am Beginn der Neuzeit, Köln 2008.

Verena Winiwarter / Martin Knoll, Umweltgeschichte. Eine Einführung, Köln u. a. 2007.
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by schembart | 2013-01-02 21:42 | 研究 | Comments(0)

なんちゃって初日の出

新年あけましておめでとうございます。2013年が皆さんにとって素晴らしい一年でありますように。

なんちゃって初日の出。2年前のツークシュピッツ初日の出です(2011年1月1日)。
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今年もどうぞよろしくお願いいたします。

あ、Twitterはじめました。今年は、ぶつぶつとつぶやいていこうと思います
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by schembart | 2013-01-01 18:07 | 留学生活 | Comments(0)