中近世ドイツ都市史を研究する渡邉さんの日々 2009年夏からドイツに留学中(2013年9月に帰国しました)


by schembart

拝受「カロリング期フランク王国における王国集会・教会会議」他

水曜日にミュンヘンに行きまして、州立図書館で本を借り出した後、現在ミュンヘンに研究滞在中の津田さんと落ち合い、一緒にご飯を食べてきました。抜刷をまとめて頂戴いたしました。ありがとうございます。

津田拓郎「カロリング期フランク王国における王国集会・教会会議―ピピン期・シャルルマーニュ期を中心に―」『ヨーロッパ文化史研究』第11号、2010年3月、131-180頁

同「ルートヴィヒドイツ人王時代における集会の果たす役割について」『歴史』第110輯、2008年4月、1-25頁

同「カロリング期教会改革のバイエルンにおける展開―ザルツブルク大司教アルノ(785[798]-821)の時代を中心に―」『西洋史研究』新輯第34号、2005年、77-108頁

〔講演録〕マーク・メルジオフスキー(津田拓郎訳)「ドイツ語圏における文書形式学とモニュメンタ・ゲルマニアエ・ヒストリカ」『史学』第79巻第1・2号、2010年3月、118-135頁

どれも読みごたえのある論文ばかりで、専門とする時代が違うだけにとても勉強になります。津田さんおすすめのメルジオフスキー教授の講演録も、とても興味深く読みました。ちなみに、メルジオフスキー教授の姿は、以前に紹介した中世史の入門サイト『中世史:デジタルによる研究入門』の「11.証書学」でも見ることができます。証書を前にして活き活きとお話しされている姿がなんとも印象的です。

津田さんは去年の夏に東北大学に博士論文を提出されたばかり。ご飯を食べながら、カロリング期研究の重要性や、日本とドイツでの研究状況の違い、それから英米仏における新しい研究の動向など、いろいろとお話を聞かせてもらいました。途中から二人ともビールをずいぶんと飲んでしまい、他にもあれやこれやと話題は行ったり来たり。楽しい時間となりました。お久しぶりにお会いしたので、いろいろと話も尽きません。同年代の研究者とお話しするのは、自分の研究の励みにもなりますし、なによりとても楽しいものです。
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by schembart | 2010-09-10 15:51 | 文献拝受