中近世ドイツ都市史を研究する渡邉さんの日々 2009年夏からドイツに留学中(2013年9月に帰国しました)


by schembart

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そこに山があるから

昨日もまた登山へ行ってきました。登山の記事が続いたので、こいつは山を登りにドイツまで行ったのか、と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。今週もちゃんとニュルンベルクまで史料調査に行きましたし、大学の講義にも出ました。ミュンヘンにも行きました。登山は、あくまで「なんちゃって」です。なんちゃって山岳狂会なのです。とは言いつつも、この足の痛みはなんだろう…。

ヴァルヒェン湖(Walchensee)の畔に車を停め、まずはヘルツォークシュタント(Herzogstand)まで山を登ります。
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きれいな花もたくさん咲いていました。
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2時間ほどでヘルツォークシュタントの山小屋に到着。そこで昼食をとります。視界も開けて、気持ちの良い風景が目の前に現れます。
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ここから尾根伝いで、ハイムガルテン(Heimgarten)まで散策。雲が出てきて、雨も降り始めます。合羽をかぶって、尾根を横断。
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ハイムガルテンに着くと、ようやく雲の隙間から太陽も顔を出しました。ここで二度目の昼食。おにぎりにかぶりつきます。山の上で食べるおにぎりに敵うものはありません。

ここからヴァルヒェン湖を目指して下山。
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途中でモンスターも登場。恐ろしい。
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今回も、なかなか手ごわい山登りでした。ヴァルヒェン湖が遠かった…。疲れた身体を引きつって、隊長お薦めのメキシコ料理店へ。お互いの疲れを労わりつつ、ボリュームのあるハンバーガーに喰らいつきます。美味しかった。癖になる味。
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帰りのドイツ鉄道が止まるなどの困難をなんとか乗り越えて、アウクスブルクまで帰宅。今回もとても疲れました…。ああ、これだから、登山はやめられません。
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by schembart | 2010-05-30 19:49 | 登山

山を登る

昨日はなんちゃって山岳狂会の日。ちょっと前に購入したちゃんとした登山靴をしっかり装備しまして、標高1600メートル近くにあるゾイエルン湖(Soiernsee)を目指します。天気も最高、まさに登山日和です。気合を入れて出発。
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目指すは奥に見える山。雪もまだ見えます。
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休憩をとりながら2時間近く登る。目の前が開けて、きれいな草原に到達。ああ、なごむ。
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ここから道も狭く、険しくなっていきます。本格的な登山のはじまりです。
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登り始めて4時間で、ようやくゾイエルン湖が見渡せる地点へ到着。
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次回はゾイエルン山の頂上を目指すことを誓って下山。ただし予定は未定(なんちゃっての原則)。
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穏やかな道を選んで下山。森の中では綺麗な花々が咲き乱れています。
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思わぬ出会いも。珍客のなんちゃって一行を、彼はじっと見つめていました。
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戻ってきたなんちゃって山岳隊一行。疲れたー。
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ビア・ガルテンでお互いの疲れを労わりつつ、美味しいビールと料理を頂きました。アウクスブルクに戻ったときには、かなり遅い時刻。すぐに就寝。痛い足に鞭打って、いまからニュルンベルクに行ってきます!
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by schembart | 2010-05-25 16:30 | 登山
Gleitsmann, Rolf-Jürgen: „Wir wissen aber, Gott Lob, was wir thun“: Erfinderprivilegien und technologischer Wandel im 16. Jahrhundert, in: Zeitschrift für Unternehmensgeschichte 30 (1985), S. 69-95.
「“神は我らの業をお褒め下さるだろう”:16世紀における発明家特権と技術の変遷」

先日の日記でニュルンベルク市立文書館所蔵の「薪節約術の発明特権証書」を見つけて興味深く読んだと書きました。小氷期の「木材不足」に対する人々の反応のひとつとして個人的にはなかなか興味深く、ちょっと関連文献を探してみました。そこで見つけたのが、今回ご紹介しますグライツマンの論文です。

著者のロルフ=ユルゲン・グライツマン(Prof. Dr. Rolf-Jürgen Gleitsmann)は、ドイツ最古の工業大学であるカールスルーエ大学の教授で、専門はヨーロッパ技術史。環境史や森林の歴史についても多くの著作を発表されています。こちら。ホームページに教授の研究成果・文献目録がないのがちょっぴり残念。

「発明家特権(Erfinderprivilegien)」とは、いわゆる「特許(Patent)」の走りみたいなものだと考えていただければ想像しやすいかと思います。本論文の主な史料となるのは、16世紀に神聖ローマ皇帝が新たな発明をなした発明家に与えた特権証書で、グライツマンによるとその数はおよそ80点ほど確認できるようです(補足的に領邦君主が発布した特権証書も使われています)。このうち、「薪節約術(Holzsparkünste)」に関する発明は26点で一番数が多く、全体のおよそ30パーセントを占めています。各地で薪節約術の発明がなされ、皇帝から発明特許の認定を受けるべく、ウィーンの宮廷にさまざまなアイデアが提出されたのです。

ニュルンベルク都市文書館に所蔵されているのは特権証書のコピーでしたが、グライツマンの論文でオリジナルはウィーンにあるオーストリア国立文書館(Österreichisches Staatsarchiv)に所蔵されていることが判明。史料の請求番号もわかったので、近いうちにウィーンまでの史料調査旅行を企画しなくては。初ウィーン!!

グライツマンの論文から芋づる方式で関連文献を見つけまして、大学図書館でコピーをしてきました。アウクスブルクの大学図書館は、じつは所蔵数の点ではあんまり充実していないので、他の図書館にもいかなくてはいけません…。グライツマンとは別経路で、ニュルンベルクが「発明の震源地」(W. Stromer)と呼ばれていたことも判明し、その筋からも関連文献を見つけられそうです。

とりあえず今日コピーできたのは、以下の論文2点だけ。のんびり読み進めようかと思います。

Pohlmann, Hansjörg: Neue Materialen zur Frühentwicklung des deutschen Erfinderschutzes im 16. Jahrhundert, in: Gewerblicher Rechtsschutz und Urheberrecht 62 (1960), S. 272-283.

Zycha, Adolf: Beitrag zur Frühgeschichte des deutschen Erfinderrechts. Bericht über den Stand der Frage, in: Zeitschrift der Stiftung für Rechtsgeschichte, Germ. Abt. 59 (1939), S. 208-232.

夕方に図書館を出ると、数日ぶり(週週間ぶり?)に太陽が顔を出して、青空が広がっていました。あまりの気持ちよさに、おもわず図書館わきの何の変哲もない風景を写真に収めてしまいました。
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by schembart | 2010-05-22 02:48 | 文献紹介

遠い日

このところの南ドイツは雨続きで気温も低く、冬物のコートを着込んで外出する毎日が続いています。そんななか昨日もニュルンベルクで一泊しまして、じっくりと文書館でお仕事を進めることができました。研究は順調に進んでいるものの、でもなんだか、気分が晴れません。

5月病なのかもしれません。天気のせいかもしれません。みなさんはお元気でお過ごしでしょうか?

そんなときぼくは、タテタカコさんの音楽を聞くことにしています。数年前にタテさんの音楽に出会って以来、ほんのちょっぴりでも気分が晴れないときは、いつだってそうしてきました。それで気分が晴れることもあるし、もっと内に閉じこもりたくなる時もあります。そういったわけで、タテさんの歌う唄は、ぼくにとってはとても大切な存在となっているのです。

ピアノと歌だけのシンプルな音楽です。



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いつか見た風景を 想い忍んでみても
色あせた遠い日は いづこへ
こうもり傘をさして 水たまりを飛び越え
泥団子が落っこちないように 抱え

今日おきたことを全部 何度も口に出して
忘れないように早足で 帰る

ぼんぼりは軒下に しばし雨宿り
うだるような暑さと 蝉時雨
夕方の鐘が鳴る 烏も飛んでいく
かくれんぼの続きは 明日ね

日常にあふれている 草臥れかけたあの日
すくいとりたい 覗き込んで にじまないで

道草のあの坂を 今だって通っている
つかまえて あの日の僕 にじまないで

笑っていますように
想いきり泣いていますように
とびきりの声を張り上げて
思いのたけを

タテタカコ「遠い日」
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写真も歌にぴったりですね。よく山の中で遊んだ自分の小さな頃を思い出します。元気になってきました。

そんなタテさんの新作が、なんと4月に発売されているではないですか。詳細はタテタカコさんのサイトから。すごい、すごい。さっそく実家から送ってもらうことにしよう。題名は…「Harkitek or ta ayoro(ハルキテク オッ タ アヨロ)」!?
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by schembart | 2010-05-20 01:38 | 留学生活
Bernd Roeck: Bäcker, Brot und Getreide in Augsburg. Zur Geschichte des Bäckerhandwerks und zur Versorgungspolitik der Reichsstadt im Zeitalter des Dreißigjährigen Kriegs (Abhandlungen zur Geschichte der Stadt Augsburg Bd. 31), Sigmaringen 1987.
『アウクスブルクのパン屋、パン、穀物:パン屋手工業の歴史と30年戦争期における帝国都市の必需品供給政策』

いままでもブログで数回にわたって紹介してきました(こちらこちら)ベルント・レック教授の初期の研究成果。30年戦争期アウクスブルクを対象とする本書は、当時の主要な食べ物であったパンとその原料である穀物の役割・意義、都市参事会によるその供給政策のありかた、パン屋工房の組織とその営業のありかたなどを取り上げ、「危機の時代」における都市社会のありかたの一端を解明しようとします。食糧の確保は、なんといっても人間生活にとって決定的に重要な課題であり、それはいつの時代でも変わりません。

以下が目次。

***********
Einleitung
「はじめに」

I Grundprobleme der Versorgung Augsburgs in der frühen Neuzeit
「近世アウクスブルクの必需品供給の基本的問題」

1. Licht, Wärme
「灯り、暖房」
2. Wasser
「水」
3. Entsorgung
「ごみ処理」
4. Grundnahrungsmittel: Das Beispiel Fleischversorgung
「主要な食糧:食肉供給の事例」
5. Das "Luxusgut" Fisch
「“高級品”魚」

II. Die Konsumenten: Die Augsburger Bevölkerung in der ersten Hälfte des 17. Jahrhunderts
「消費者:17世紀前半アウクスブルクの都市人口」

1. Ansätze zu einer "Bevölkerungspolitik"
「“人口調整政策”の兆し」
2. Versuch einer Bestimmung der Augsburger Bevölkerungszahl in der ersten Hälfte des 17. Jahrhunderts
「17世紀前半アウクスブルクの都市人口数特定の試み」

III. Getreideimport, Herkunft des Getreides
「穀物輸入、穀物の出荷地」

1. Die nähere Umgebung
「近くの周辺地域」
2. Die Bedeutung Bayerns für die Augsburger Getreideversorgung
「アウクスブルクの穀物供給にバイエルンが果たす意味」
3. Weiter entfernte Anbaugebiete
「さらに遠く離れた耕作地帯」

IV. Vorräte in der Stadt
「都市の蓄え」

1. Die Bedeutung der städtischen Getreidebevorratung
「都市の穀物貯蔵の意味」
2. Vorräte einzelner Bürger
「個々の市民の蓄え」
3. Die Vorratsbildung der Handwerke
「同職組合の貯蔵形成」
4. Getreidebevorratung und obrigkeitliche "Sozialpolitik": Die Kornverteilungen von 1614 bis 1622
「穀物貯蔵と都市当局の“社会政策”:1614~1622年の穀物分配」
5. Grenzen der Versorgungspolitik: Zur Haushaltsstruktur Augsburgs 1615 bis 1625
「(穀物)供給政策の限界:1615~1625年のアウクスブルクの家政構造」

V. Der Augsburger Getreidemarkt und seine Kontrolle
「アウクスブルクの穀物市場とその統制」

1. Exportbeschränkungen, Preistaxen
「輸出制限、公定価格の設定」
2. Die Kontrolle des Handels in der städtischen Schranne
「都市のパン売り場における売買の統制」
3. Der fiskalische Aspekt: Das Getreideungeld
「都市国庫の視点:穀物消費税」
4. Bäcker und andere Bürger: Konkurrenz in der Schranne
「パン屋とその他の市民:パン売り場での競争相手」

VI. Die Einflußnahme des Rates auf Brotherstellung und Brotpreis
「パン製造とパン価格への都市参事会の影響力の行使」

1. Die Bäcker und der Rat
「パン屋と都市参事会」
2. Das System der Brotanschläge
「パンの品質査定システム」
3. Die Zulassung und das Verbot bestimmter Brotsorten
「特定のパン焼き場の認可と禁止」
4. Die Überwachung des Brotmarktes
「パン市場の監督」

VII. Die Augsburger Bäcker
「アウクスブルクのパン屋手工業」

1. Funktionen der Handwerksorganisation
「手工業組織の諸機能」
2. Lernknaben, Gesselen
「職人、徒弟」
3. Bäcker und andere Handwerker; das Beispiel "Hefestreit"
「パン屋とその他の手工業:“酵母争い”の事例」
4. Strukturprobleme des Bäckerhandwerks um 1600
「1600年頃のパン屋手工業の構造的問題」
5. Ansätze des Rates zu einer "Strukturpolitik" gegenüber den Bäckern: Der "Hitzenstreit"
「パン屋に対する都市参事会の“構造的政策”の兆し:“加熱争い”」
6. Vorbäcker und Nachbäcker
「先焼きパン屋と後焼きパン屋」
7. Die Einkommensverhältnisse der Augsburger Bäcker
「アウクスブルクのパン屋の収入状況」
8. Produktionskosten und Gewinne während des Dreißigjährigen Krieges
「30年戦争期における製造費と収益」
9. Die wirtschaftliche Lage der Bäcker am Ende des Dreißigjährigen Krieges
「30年戦争終焉期のパン屋の経済状況」

Schluß
「おわりに」

Anhang: Eines Ersamen Raths/ Der Erbaren von Beken Ordnung
「付録史料:誉れ高い参事会によるパン屋条令」
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第1章第1節「灯りと暖房」では都市への木材供給が扱われているので、ぼく自身の研究にとっても重要な先行研究のひとつとなります。また、穀物と木材の調達先の違いや、都市参事会による供給政策の優先順位などを考える上でも、本書は多くの情報を提供してくれます。16,17世紀アウクスブルクでは、食糧の供給も木材の供給も都市の「食糧管理局(Proviantamt)」が一手に担当していましたので、その職務のありかたを問うのは、ぼくの博士論文の課題のひとつとなります。他の都市の事例はまだ知らないので、あるいは食糧管理局はアウクスブルク特有の部局であったのかもしれません。これも今後の検討課題。

それから、目次からはうかがい知れませんが、パンがもった宗教的(あるいは呪術的)な意義や機能についても、レック教授は「はじめに」で多くの頁を費やして記述しております。なにといっても、パンはキリスト教のミサでは「キリストの身体」だったのですものね。

ちなみに、本書が刊行されたその2年後に、レック教授は教授資格論文を『戦争と平和のなかの都市』(全二巻)にまとめて世に問うています。アウクスブルクを事例に16世紀後半から30年戦争終結までの都市社会の怒涛の展開を多様な視角から描き切った大作です。いつかこちらの作品についてもご紹介できればと思います。

Roeck, Bernd: Eine Stadt in Krieg und Frieden. Studien zur Geschichte der Reichsstadt Augsburg zwischen Kalenderstreit und Parität (Schriftenreihe der Historischen Kommission bei der Bayerischen Akademie der Wissenschaften, Bd. 37), 2 Teilbände, Göttingen 1989.
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by schembart | 2010-05-18 03:12 | 文献紹介
金曜から日曜にかけて、古都レーゲンスブルクにてDAAD奨学生の会合(Stipendiatentreffen)があり、ぼくも参加してきました。

昨年の11月にボンで開かれた会合は「東アジア・オセアニア」グループに属する日本・韓国・オーストラリア・ニュージーランドからの奨学生が集まって交流を深めようというものでしたが、今回のレーゲンスブルク会合は、バイエルン州とテューリンゲン州の大学に留学している奨学生を対象としたもので、全部で400名を超える奨学生が集まりました。

日本からの留学生はベルリンやハンブルクなど北ドイツが多いようで、今回の会合に参加したのは3名のみ。しかも、アウクスブルクからの奨学生もたったの5名のみ。出身国、出身大学、どちらにおいてもぼくはマイノリティ。ちなみに、コロンビアからの奨学生が32名で第1位。中国からの奨学生が28名で第2位。出身大学は、ミュンヘン大学、ミュンヘン工科大学がやはり多く、そのあとをエアランゲン・ニュルンベルク大学、イェーナ大学、エアフルト大学、ヴュルツブルク大学、バイロイト大学、パッサウ大学、レーゲンスブルク大学などなどが続きます。

大学でのオープニング・セレモニーや講演だけでなく、レーゲンスブルクの都市観光もあって、なかなか充実した2泊3日の旅行となりました。

オープニング・セレモニー。
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ホテルは3人部屋で、一人は神経質そうな背の高いロシア人、もう一人は人の良さそうな中国人。さっそく中国人の奨学生と仲良くなり、朝ご飯や移動など、行動を共にすることに。すぐに彼の友人たちを紹介してくれて、あっという間に中国人の友人が10名以上に。すごい。

二日目は、午前にレーゲンスブルク大学でいろんな分野の教授や奨学生たちの講演を聞き、食堂(Menza)でなかなか美味しい昼食を済ませ、午後からは古都レーゲンスブルクの観光へ。残念ながら天気は悪く、あんまり良い写真は撮れませんでした。去年の夏に訪れたときの写真の方が良く撮れていますので、ご関心のある方はそちらをご覧くださいな。

土曜の夜は、広ーいレストランを貸し切っての夕食兼ダンス・パーティ。
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バイキング方式ながら、食事もなかなか上質なものばかり。なによりビールが美味しいのが嬉しい限り。家族連れの奨学生も多く、二日間とも韓国からの一家と日本からの奨学生夫妻と一緒に楽しく夕食を頂いてきました。その韓国人の奥さんは村上春樹の大ファンらしく、ぼくが『1Q84』第3巻をもう読んだと話すと、とても羨ましそうに興奮していました。1歳3ヶ月くらいの彼らの子供がこれまたかわいかったのですが、とってもやんちゃで手を焼いているとのことでした。

去年の夏にミュンヘンの語学学校で同じクラスだった友人たちにも再会できました。みんな元気そうでなによりです。みんなドイツ語がとってもうまくなっていた…。うーむ。ぼくも頑張らないと。

そんなこんなで、怒涛の週末となりました。疲れたので、今日はゆっくりと眠りましょう。おやすみなさい。
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by schembart | 2010-05-16 23:31 | 旅行
毎週2回ほどニュルンベルク市立文書館に通う日々が続いております。

いつもは文書館の開館時間が長い火曜日と金曜日に行くのですが、今週は金曜から週末にかけて別用があるので、昨日からニュルンベルクの安宿(朝食付き33€)に一泊しまして、二日続けて集中的に史料調査をしてきました。二日続けて集中して仕事をすると、ずいぶんと史料調査も進むものです。火・金方式よりも、安宿一泊方式のほうが、じつは効率が良いのかもしれません。あるいは、もう少し根性を入れて、火・水安宿一泊方式と金曜日帰りの合わせ技で週3日方式にレベル・アップもいいかもしれません。検討してみよう。

以前のブログ記事では、ぼくのテーマだと関連する史料のおおくは市立文書館でなくバイエルン・ニュルンベルク州立文書館のほうに所蔵されていると書きましたが、市立文書館にも予想以上にたくさんの関連史料があることがわかりました。

とくに、16世紀以降に市参事会が出した布告(Mandat)のなかに、森林に関連する史料をたくさん見つけることができました。全部で80点以上もあるのですが、ありがたいことに、8割方が印刷された形で残されています。印刷術万歳。グーテンベルク万歳。一枚刷りの布告がほとんどですが、なかには本の形となって残されているものも含まれていて(厳密には布告とは言えないものも「布告(Mandat)」に分類されて所蔵されているのです)、読み進めるのになんだかんだと時間がかかってしまいます。

狩猟(密猟)や木材の取引に関する布告が多いのですが、先日はとても興味深いものを見つけてきました。ニュルンベルクの一市民が発明した「薪節約術」に対する皇帝ルドルフ2世の特権・特許承認証(1582年)。ウィーンで発布されたもののコピー。16世紀の「木材不足」に市民がいかに対応したか、その一端を垣間見ることができます。特許という考え方がこの時期にあったというのも、なかなか興味深い(それ以前からあったのでしょうか?)。関連しそうな文献でもちょっぴり探してみようかと思います。

それはそうと、キースリング先生には「5月か6月に、また面談をしましょう。ニュルンベルクでの史料調査の成果を聞けるのが楽しみです」とせかされているので、これまでの調査の進み具合をある程度まとまった形に整理しないといけません。明日は祝日ですので、その作業に取り掛かってみようかと思います。ぼくも自分の研究がどれほど進んだのかわかっていないぐちゃぐちゃな状態ですので、ちょうど良い機会です。

5月になって雨や曇りの多い天気が続いていますが、木々の緑は一段と深みを増しています。天気が良ければ、やっぱり明日はサイクリングでも行こうかな。
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by schembart | 2010-05-13 01:49 | 研究

日本春祭り

今日はアウクスブルク・シュヴァーベン独日協会(Die Deutsch-Japanische Gesellschaft in Augsburg und Schwaben e.V.)が主催する日本春祭り(Japanisches Frühlingsfest)へ行ってきました。

会場はアウクスブルク植物園(Botanischen Garten)。盆栽や餅つき、俳句合戦、生け花、武術、太鼓、指圧、書道、お茶、日本舞踊、アニメなどのコーナーが設けられて、たくさんのお客さんでにぎわいました。

例えば、剣術。
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ぼくはと言えば、朝から「折り紙」コーナーでお手伝い。子供たちに「鶴」の折り方をずっと教えることに。こういう細かな手作業は、じつはけっこう得意なのです。子供たちも素直に喜んでくれるので、ぼくもずいぶんと楽しめました。
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自慢の作品。折鶴の家族。
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多くの人達に喜んでもらえたので、良かった良かった。
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by schembart | 2010-05-10 03:44 | 留学生活
Rolf Kießling: Bürgerliche Gesellschaft und Kirche in Augsburg im Spätmittelalter. Ein Beitrag zur Strukturanalyse der oberdeutschen Reichsstadt (=Abhandlungen zur Geschichte der Stadt Augsburg 19), Augsburg 1971.
『中世後期アウクスブルクの市民社会と教会:南ドイツ帝国都市の構造分析へのひとつの寄与』

ぼくのドイツでの指導教授であるロルフ・キースリング先生が1969年にミュンヘン大学に提出した博士論文。先生のデビュー作。ちなみに、キースリング先生の指導教授はかの有名な中世史家カール・ボーズル(Karl Bosl)教授。

キースリング先生は1941年生まれですので、博士論文提出時には28歳、本書刊行時で30歳という計算になります。学術的にはなんの意味もない比較ですが、先生がこの研究をまとめられたのは、現在のぼくと同じ年齢の時だったわけです。うーむ。

中世後期のアウクスブルクを事例に都市(市民)と教会の複雑な諸関係を扱った本書は、現在でも多くの研究者にしばしば引用され、参考文献にもよく挙げられる古典的な研究として確固たる地位を得ています。もう40年も前の作品ですが、その問題提起や研究の視角は、現在でもまだまだ鋭さを失っていないように思います。「都市と教会」という分野には、いまだ考察すべき課題がたくさんあるのです。一次史料に即した歴史学の研究成果は、そう易々と古びることはありません。中世後期アウクスブルクに関する研究としても、重要な成果であり続けています。

以下が目次。

*************
Einleitung: Forschung - Methoden - Quellen
「導入:研究、方法、史料」

1. Zur Forschungslage
「研究状況」
2. Fragestellung und Methode
「問題提起と方法」
3. Quellenlage und Einzelprobleme
「史料状況と個別問題」
4. Zeitliche und räumliche Abgrenzung
「時間的・空間的枠組み」

1. Kapital Die Grundlagen
「基礎」

I. Reichsstadt und Hochstift in ihrem gegenseitigen Verhältnis
「相対する帝国都市と司教座」
1. Von der Bischofsstadt zur Reichsstadt
「司教都市から帝国都市へ」
2. Die Auseinandersertzungen des 14. und 15. Jahrhunderts
「14~15世紀の対立」
II. Die Klöster und Stifte in Augsburg
「アウクスブルクの修道院と聖堂参事会(律院)」
1. Charakterisierung der kirchlichen Institutionen
「教会諸施設の特徴描写」
2. Die Struktur der Geistlichkeit im 14. und 15. Jahrhundert
「14~15世紀の聖職者の構造」
III. Gesellschaft und Verfassung der Reichsstadt im 14. und 15. Jahrhundert
「14~15世紀における帝国都市の社会と制度」
1. Die gesellschaftlichen Schichten des Bürgertums und ihre wirtschaftlichen Funktionen
「市民の社会層とその経済的機能」
2. Die Vermögensschichtung in Augsburg im 15. Jahrhundert
「15世紀アウクスブルクにおける財産額の階層形成」
3. Die Repräsentation der Gesellschaftsschichten in den städtischen Institutionen
「都市における社会層の代表機関」
4. Tendenzen der gesellschaftlichen Entwicklung im 15. Jahrhundert
「15世紀における社会的な発展傾向」

2. Kapital Reichsstadt, Hochstift und Geistlichkeit: Rechtliche Probleme der Stadtqualität und des geistlichen Standes
「帝国都市、司教座、聖職者:都市の特質と聖職者の身分の法的問題」

I. Reichsstadt und Hochstift: Rechtsfragen der Stadtqualität
「帝国都市と司教座:都市の特質をめぐる法的諸問題」
1. Die Vogtei
「フォークト」
2. Das Burggrafenamt
「城伯」
3. Die Münze
「貨幣」
4. Zoll und Ungeld
「流通税と消費税」
5. Die Stadtqualität Augsburgs im Spätmittelalter (Zusammenfassung)
「中世後期アウクスブルクの都市の特質(まとめ)」
II. Stadt und Geistlichkeit: Sonderrechte und Versuche zu ihrer Überwindung
「都市と聖職者:特権とその克服への試み」
1. Die Einbürgerung als Versuch der grundsätzlichen Lösung des Problems im 14. Jahrhundert
「14世紀における問題の根本的解決の試みとしての市民権授与」
2. Geistlichkeit und Steuer
「聖職者と税」
3. Gerichtsbarkeit über Geistliche, geistliches Gericht und Asylrecht
「聖職者への裁判権限、教会裁判、アジール権」
4. Die städtische Verfügungsgewalt über die Geistlichkeit
「聖職者に対する都市の任命・処分権」
5. Die Geistlichkeit im Spannungsfeld von Assimilationsbestrebung des Rates und Behauptung der Selbständigkeit (Zusammenfassung)
「市参事会の同化政策と自立主張との間で揺れ動く聖職者集団(まとめ)」

3. Kapitel Reichsstadt und kirchliche Institutionen: Die Pflegschaft als Instrument bürgerlicher Einflußnahme auf Pfarreien, Klöster, Stifte und Spitäler
「帝国都市と教会諸施設:教区、修道院、聖堂参事会、施療院に対する市民の影響手段としての保護権」

I. Stadt und Pfarreien: Die Zechpflegschaft und die Ansätze zur Bildung kirchlicher Gemeinden
「都市と教区:財産保護権と教会共同体形成の兆し」
1. Entstehung und Funktion der Pfarreien
「教区の形成と機能」
2. Die Entstehung der Zechpflegschaft
「財産保護権の形成」
3. Die kirchlichen Gemeinden im 15. Jahrhundert
「15世紀の教会共同体」
4. Das wirtschaftliche und soziale Gefälle zwischen den Pfarreien im 15. Jahrhundert
「15世紀における諸教区間の経済的・社会的格差」
5. Rat, Pfarrgemeinde, Pfarrei und Stift (Zusammenfassung)
「市参事会、教区共同体、教区、聖堂参事会(まとめ)」
II. Stadt und Klöster: Klosterpflegschaft und Schirmherrschaft als Elemente der städtischen Kirchenpolitik
「都市と修道院:都市の教会政策の一要素としての修道院保護権と庇護権」
1. Die Entstehung der Pflegschaft über die Klöster am Ende des 14. Jahrhunderts
「14世紀末の修道院に対する保護権の成立」
2. Elemente der Pflegschaft über die Frauenklöster im 15. Jahrhundert
「15世紀女子修道院に対する保護権」
3. Das Verhältnis des Rates zu den Klöstern der Bettelorden
「市参事会と托鉢修道院との関係性」
4. Die Schirmherrschaft über die Kanonikerstifte und das Reichsstift St. Ulrich
「司教座聖堂参事会と聖ウルリッヒ帝国聖堂参事会」
5. Rat, Pfleger, Klöster und Stifte in Augsburg im 15. Jahrhundert (Zusammenfassung)
「15世紀アウクスブルクにおける市参事会、保護管理人、修道院、聖堂参事会(まとめ)」
III. Stadt und Spitäler: Die Spitalpflegschaft als Instrument des Rates für die Übernahme des Hl.-Geist-Spitals und die Verwaltung der Siechenhäuser und städtischen Spitäler
「都市と施療院:聖霊院の合併と養老院および都市の施療院の管理をめざす市参事会の施療院保護権」
1. Die Pflegschaft über das Hl.-Geist-Spital im 14. Jahrhundert als Mitspracherecht gegenüber dem Domkapitel
「司教座聖堂参事会への共同発言権としての14世紀における聖霊院に対する保護権」
2. Die städtische Oberhoheit im 15. Jahrhundert
「15世紀における都市の最高統治権」
3. Die Pflegschaft über die Siehenhäuser
「養老院に対する保護権」
4. Das Spital von St. Jacob
「聖ヤコブ施療院」
IV. Die Einflußnahme des Rates auf die kirchlichen Institutionen: Pflegschaft und Schirmherrschaft (Zusammenfassung)
「教会諸施設への市参事会の影響力行使:保護権と庇護権(まとめ)」

4. Kapitel Kapitalismus und Grundbesitz: Grundzüge der wirtschaftlichen Verflechtung
「資本主義と土地所有:経済的な関わりあいの特性」

I. Der Kapitalmarkt des 14. und 15. Jahrhunderts
「14~15世紀の資本市場」
1. Die Geistlichkeit als Kapitalgeber für die Stadt - Die städtischen Leibdingbücher des 14. und 15. Jahrhunderts
「都市への出資者としての聖職者―14~15世紀の都市の老後年金帳簿から」
2. Die Bürger als Geldgeber der Kirche - Die Rechnungen des Hochstifts im 15. Jahrhundert
「教会への出資者としての市民―15世紀の司教座会計簿から」
3. Kapitalmarkt und kirchliches Zinsverbot
「資本市場と教会の利子禁止」
II. Die Besitzverhältnisse in der Stadt und in ihrem ländlichen Einflußbereich
「都市とその影響範囲圏にある農村における土地所有」
1. Die Verteilung des Grundbesitzes in der Stadt
「都市内における土地所有の分布」
2. Der grundherrschaftliche Besitz der Bürgerschaft auf dem Lande
「農村における市民の土地領主所領」
III. Bürgerschaft und Kirche im Bereich der Wirtschaft (Zusammenfassung)
「経済分野における市民と教会(まとめ)」

Exkurs: Territorialpolitische Bestrebungen des Rates im 15. Jahrhundert
「余論:15世紀における市参事会の領域支配政策への努力」

5. Kapitel Fürsorge und Bildung: Die Übernahme sozialer und kultureller Funktionen durch die Bürgerschaft
「社会福祉と教育:市民による社会的および文化的機能の掌握」

I. Formen der caritativen sozialen Fürsorge
「慈善的社会福祉の形式」
1. Der Kampf gegen das Bettlertum
「乞食に対する闘い」
2. Die bürgerlichen Stiftungen des 14. und 15. Jahrhunderts
「14~15世紀の市民の奇進・寄付」
3. Verwaltungsbestrebungen des Rates und städtische Fürsorge
「市参事会の管理化への努力と都市の福祉」
II. Das Einströmen bürgerlicher Aktivität in den ehemaligen kirchlichen Aufgabenbereich
「かつての教会の管轄領域への市民的活動の流入」
1. Die bürgerlichen Sozialstiftungen im Spannungsfeld von Religiosität und sozialer Aufgabe (Zusammenfassung)
「宗教性と社会的課題とのあいだで揺れ動く市民の社会的奇進」
2. Schulwesen und städtische Kanzlei
「学校教育と都市の官房」

6. Kapitel Stiftung und Pfründe: Die personellen Beziehungen der Bürgerschaft zu den verschiedenen Stiften und Klöstern der Stadt
「奇進と禄:市民と都市のさまざまな聖堂参事会および修道院との個人的な関係」

I. Die bürgerliche Stiftungstätigkeit an die Kirchen
「市民の教会への奇進活動」
1. Formen und Motive der Stiftungen
「奇進の形式と動機」
2. Zur Methode der Auswertung
「有効活用の方法」
II. Die sozialen Schichten des Bürgertums in ihrem Verhältnis zu den einzelnen kirchlichen Institutionen
「市民社会層と個々の教会諸施設との関係」
1. Die alten Stifte
「古き聖堂参事会」
2. Die Benediktinerklöster St. Ulrich und St. Nikolaus
「ベネディクト会修道院聖ウルリッヒと聖ニコラウス」
3. Die Klöster der Bettelorden
「托鉢修道会の修道院」
4. Die Frauenklöster des Zweiten und Dritten Ordens
「第二、第三修道会の女子修道院」
III. Die Familien der bürgerlichen Oberschicht und die Kirchen der Stadt
「上層市民家族と都市の教会」
IV. Die Struktur des personellen Verhältnisses von Bürgertum und Kirche (Zusammenfassung)
「市民と教会の個人的関係の構造」

7. Kapitel Kirchenreform und Kirchenkritik: Bürgerliche Impulse im Bereich des kirchlichen Lebens
「教会改革と教会批判:教会生活における市民の刺激」

I. Das geistliche Leben in der Stadt
「都市における精神生活」
1. Die Stadt als religiös-kirchlicher Lebensraum
「信仰的・教会的な生活空間としての都市」
2. Die Haltung des Rates
「市参事会の態度」
II. Der Anteil der Bürger an den kirchlichen Reformen des 15. Jahrhunderts
「15世紀の教会改革への市民の参与」
1. Die Rolle der Bürger bei den Klosterreformen
「修道院改革における市民の役割」
2. Das wachsende Bedürfnis nach Wortgottesdienst
「説教ミサへの高まる欲求」
III. Symptome einer kritischen Haltung gegenüber der kirchlichen Praxis
「教会的実践に対する批判的態度の兆候」
1. Antiklerikalismus und Ablaßkritik
「反聖職者主義と贖宥状批判」
2. Die Rolle des Humanismus in der Reformdiskussion
「改革論争における人文主義の役割」
3. Ansätze zu einer kritischen Bestandsaufnahme in der kirchlichen Diskussion
「教会討論における批判的総括への兆し」
IV. Die Suche nach eigenen Wegen: außerkirchliche religiöse Strömungen
「独自の道の探求:教会外における信仰運動」
V. Die geistige Auseinandersetung der Bürgerschaft mit der Kirche (Zusammenfassung)
「教会との市民の精神的対決」

8. Kapitel Der Streit um die Aufnahme Augsburger Bürger in das Domkapitel (1475-1492)
「司教座聖堂参事会へのアウクスブルク市民の受け入れをめぐる争い」

I. Vorgeschichte und Anlaß (1475-1483)
「前史ときっかけ(1475-1483年)」
II. Der Prozeß an der Kurie (1484-1491)
「教皇庁裁判(1484-1491年)」
III. Die Verhandlungen vor dem Kaiser und dem Schwäbischen Bund (1490-1492)
「皇帝とシュヴァーベン同盟による審議(1490-1492年)」
IV. Die Bedeutung des Streites um das Statut für das Verhältnis von Bürgertum und Kirche (Zusammenfassung)
「市民と教会の関係に対する本紛争の意味」

Zusammenfassung
Die Struktur von bürgerlicher Gesellschaft und Kirche vom 14. bis zum beginnenden 16. Jahrhundert
「まとめ:14世紀から16世紀初めまでの市民社会と教会の構造」


Quellen und Literatur
Register
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中世後期における都市社会の構造的な把握。キースリング先生は、都市(市民)と教会諸施設(司教座、聖堂参事会、修道院、施療院)のさまざまな分野での関わりに注目することで、その課題に取り組んだわけですね。

先生に見せて恥ずかしくない博士論文が、ぼくに書けるだろうか…。そんなことをつらつらと考えつつ、たまに手にとってはぱらぱら頁をめくるのですが、もういちど改めて、腰を落ち着けて読みとおそうかと思っております。

本書を30歳で世に問うた後、キースリング先生の関心は都市社会を飛び越え「都市―農村(周辺地)関係」へと移り、アウクスブルクを最大中心地とする東シュヴァーベン地域の構造的な分析に取り組むこととなります。本書でも、「余論」として収録された論考に、その構想の兆しを見出すことができます。その仕事は、長い年月をかけて教授資格論文としてまとめられるのですが、それはまた別のお話。
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by schembart | 2010-05-06 02:20 | 文献紹介

なんちゃって山岳狂会

このところ週末は「なんちゃって山岳狂会」という登山グループの一隊員として、アルプス登山に挑戦しています。

先週はガルミッシュ・パルテンキルヘン(Garmisch Partenkirchen)へ。

先週の写真から。山を登ってからの昼食は最高です。
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ハイキング日和でした。いまにもハイジが出てきそう。
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第2回目となる昨日。向かう先は南バイエルンのブラウネック(Brauneck)山。まずはロープウェイで山頂近くまで。先週に比べると天気はあまり良くなく、いまにも雨が降り出しそう。
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雨が降り出す前にさっそく出発。
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雪もあちらこちらに残っていました。
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道なき道を行く、なんちゃって山岳隊員一向。
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昼食をとって、先を急ぐ。暗い雲がすぐそこまでせまってくる。
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昨日の雨でどろどろな道。雪道。起伏の激しい登山は続く。
はいつくばるようにようやく頂上らしき地点へ。山頂制覇を喜ぶなんちゃって隊員たち。
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登るのも大変だけど、降りるのも大変。足場が悪い道が続く。写真を撮っている余裕もありません。
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ついに雨も降りだす。雷鳴も。山は恐い。真っ白な霧に包まれながらなんとか下山。お互いの疲れをいたわりつつ、美味しいバイエルン料理を頂いて、それぞれの家路に着きました。

山登り。なかなか奥深い。隊長いわく、今回の登山はまだまだ中級らしい。そして、まだまだ登るべき山は、バイエルンにはたくさんあるようです!
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by schembart | 2010-05-02 21:29 | 登山