中近世ドイツ都市史を研究する渡邉さんの日々 2009年夏からドイツに留学中(2013年9月に帰国しました)


by schembart

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異臭を放った宝石

暑いですね。涼しい歌声が恋しくなります。



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真夜中の空に問いかけてみても
ただ星が輝くだけ
心から溶けだした黒い湖へと
流されていくだけ

もう一度天使はボクに振り向くかい?
僕の心で水浴びをするかい?
やがて来る冬の風に波がゆられて
闇の中へぼくを誘う

氷のように枯れた瞳で
ぼくは大きくなっていく
だれもよせつけられない
異臭を放った宝石

心からしみでた黒い空に
今夜も星は輝くだけ
やがてくる春の光
息をすいこんだ

氷のように枯れた瞳で
ぼくは大きくなっていく
だれも見たことのない
異臭を放った宝石

タテタカコ「宝石」
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明日からウィーンへ行ってきます。主な目的はオーストリア国立文書館での史料調査。ベルリンの発表に間に合うかしらん。旅のお供はバイオリン弾きのかみつキッドくん。彼と一緒にウィーンの音楽にも触れてくる予定です。あとは、なんだろう。巨大シュニッツェル(ウィーン風カツレツ)だろうか。何と言っても初ウィーン、楽しみです。
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by schembart | 2010-06-29 21:34 | 留学生活

シリング教授との面談

以前の日記にも書きましたが、昨日はロタール・シリング教授と面談をしてきました。2008年10月からヨハネス・ブルクハルト教授の後任としてアウクスブルク大学近世史の正教授を務めていらっしゃる若い先生です。ばりばり活躍中の近世史家。これまでも講義には出ていましたが、実際にお話をするのは今回が初めて。

講義ではとても早口で、ドイツ人の友人も「あの先生はしゃべるの早いよね」と言っていました。一対一の面と向かっての留学生に対しては、おそらくゆっくり丁寧にしゃべってくださるだろう、というぼくの甘い期待もむなしく、いつものあの早口でした。キースリング先生の優しさが今更ながら心にしみてしまいます。

挨拶も早々に、さっそく研究のお話。テーマに関しては、とくに先生の研究テーマのひとつであるポリツァイ研究の観点から、「都市の森林政策」というぼくの研究計画にも大きな関心を示して下さいました。ちなみにシリング先生は、フランクフルトのマックス・プランク・ヨーロッパ法史研究所(Max-Planck-Institut für europäische Rechtsgeschichte)で長らく研究員を務め、ポリツァイ目録の編集にも携わっておられます。ただ「その研究所の仕事にもまだまだ穴があり、その大きなひとつが、まさに森林管理の問題と関わってくる」とのことでした。

それから、史料の話題へ。ポリツァイ条令や布告令などの規範史料だけでは、どれだけ綿密に調査を進めてみても、対象のひとつの側面しか明らかにすることはできない。「そのジレンマを克服するための見通しはありますか?」この問いは、もちろん先生自身の研究への問いでもあるわけで、まだまだぼくが答えを出せるような生易しいものではありません。「肝に銘じておけ」ということだと理解しました。

話の途中で専門家の名前がぽんぽんと飛び出して(恥ずかしながら半分ほどしかその名前を知らなかった…)、なかなかお話についていくので必死でしたが、とても刺激的な面談となりました。「こちらで博士論文を仕上げるのは簡単なことじゃないよ」とお灸を添えられつつも、研究指導の面倒も引き受けていただけることになりました。とてもフランクな先生ですが、研究に関しはどんどん鋭く突っ込まれそうな予感がします。留学生とか関係なく、容赦なんてありそうもありません(もちろん、それはありがたいことでありますし、考えてみれば当たり前のことなのですが、それでも、ちょっとくらい…、なんて)。ずいぶんと揉まれそう。そこでしっかりと踏ん張っていまよりもずっと鍛えられるか、ぽしゃんとダメになるかは、ぼくの根性にかかっているように思います。

シリング先生は、まだフランクフルトにお住まいがあるようで、毎週アウクスブルクまで通っておられるようです。「いつも新幹線でだいたい読むから、なにかあったらこれからは紙ではなく、データで送ってください」とのこと。

いずれにせよ、キースリング先生とシリング先生の共同指導というのは、考えてみればとっても贅沢な環境であることに変わりありません。年齢も研究スタイルも、そして人柄もまったく違うお二人ですが、そこから学ぶべきことは、それこそアルプスの山々のように沢山あると思います。ああ揉まれそう。鍛えられそう。くじけずに、がんばろう。
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by schembart | 2010-06-26 03:50 | 研究

節約術の発明

今日もニュルンベルクへ来ております。ネットがうまい具合に繋がるホテルの部屋に当たったので、こうして日記の更新をすることに。

ニュルンベルク州立文書館での本格的な史料調査を始めようと意気込んで行ったのですが、ぼくがこれから重点的に読み込もうと決めていた史料がほぼすべてマイクロフィルム化されていることが判明。ぼくがこれまで行った文書館では、デジタルカメラでの史料の撮影は固く禁じられていまして、リプリント版を作成してもらうには別途それなりのお金を払って注文しなくてはなりません。ですので、これまでは現物を手にして、文字をパソコンに打ち起こすという地味な(そして全く効率的ではない)作業を地道に進めてきました。

でもマイクロフィルム化されているなら話は別。まずなにより、現物を手にする喜びが味わえません。なんだかんだ言っても、古い書物や文書に触れること自体が好きなのです。それが味わえないとなると、これはぱぱっとスキャンして、CD-ROMに焼いて、それなりのお金を支払って、はいお仕舞い、というえらく簡単なお話になります。読み込みは帰って部屋でやることになります。

気になるお値段ですが、これがなかなか安くありません。州立文書館だと、画像1枚につき60セント40セント。今日ぼくがスキャンしてCD-ROMに焼いてもらった史料は、およそ350葉。掛けまして200ユーロおよそ140ユーロとなります…。結構なお値段です。ですが、ニュルンベルクまでの電車賃と宿代を勘定に入れて考えますと、週二日通って史料をパソコンにぱちぱちと打ち込むよりかは、CD-ROMにして部屋で毎日少しずつでも読み進めた方がずいぶんと効率は良さそうです。ただ心配なのは、データを取って手元に置いておくだけで、なんだか満足してしまいそうな予感がすることです。

でも、まだまだ取り込まないといけない史料は大量にあります…。次回は、もう少し中身を確かめて、いらないところは外しながらスキャンしていこう…。ニュルンベルク通いも少なくして、交通費と宿泊費をスキャン代へまわして、あれをこうして、これをこうして…。うーむ。限られた財源、節約の精神が大切です。

話は変わりまして、来月、ベルリンで開催されるDAAD共同主催の集まりで発表させてもらうことが決まりました。20分の短いものですが、ドイツ語なので緊張してしまいそう。ちなみにテーマは、これまでもちらりと触れてきましたが(ここここ)、16世紀の薪節約術の発明について。小氷期や「1570年の危機」との関連性も指摘できたらと思っています。

Ein Energiespar-Projekt in der Geschichte? Die Erfindung der ‚Holzersparungskunst‘ als Maßnahme gegen die ‚Holznot‘ im späten 16. Jahrhundert.
歴史のなかの省エネ計画?16世紀後半の「木材不足」に対する「薪節約術」の発明

昔だって、限られた資源、節約の心が大切だったのです。なかなか面白いテーマだと思うのですが、不安はドイツ語です…。はやく原稿を作ってしまわないといけません。でもその前に、オリジナル史料を確認するために、オーストリア国立文書館へも足を伸ばす予定。バイオリン弾きのかみつキッド君と連れだって、初ウィーン。楽しみです。

そんなこんなで、今も昔も節約の精神は大切だ、というお話でした。明日は、ニュルンベルク市立文書館で読み残した史料を読んでしまおう。古い文書が醸し出すあの匂いを思い切り味わってこようと思います。
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by schembart | 2010-06-23 03:26 | 研究
Manfred Jakubowski-Tiessen: Die Auswirkungen der „Kleinen Eiszeit“ auf die Landwirtschaft: Die Krise von 1570, in: Zeitschrift für Agrargeschichte und Agrarsoziologie 58-1 (2010), S. 31-50.

マンフレッド・ヤクボフスキ=ティーゼン「"小氷期"の農業に対する影響:1570年の危機」

『農業史・農業社会学雑誌』(Zeitschrift für Agrargeschichte und Agrarsoziologie)最新号の特集「農業と気候」(Landwirtschaft und Klima)への寄稿論文。著者は、以前にご紹介しました『天の采配により』の編者のひとりヤクボフスキ=ティーゼン教授(ゲッティンゲン大学)。

『天の采配により』所収の論文「1570年の危機:近代の危機をめぐる歴史学へのひとつの寄与」のなかでヴォルフガング・ベーリンガーは、1569年から1574年までの極端な悪天候が続いた時期とその経済的・社会的・文化的な帰結とをまとめて「1570年の危機」と呼びました。そのベーリンガーの議論を受け、本論文はとくにこの時期の悪天候が農業や農民生活一般に及ぼした影響を論じています。

まず問題になるのは、悪天候と不作、穀物価格の上昇、そして食糧危機との関連性です。注意が必要なのは、大農場経営者と中・小規模農民では、悪天候=不作による影響の程度はずいぶんと異なっていた点です。富裕農民のなかには、穀物の市場価格が上昇するのを待って利益を上げる「危機からの受益者」(Krisengewinnler)がいたようです。ただし、20世紀のアジアやアフリカに関する研究が示す「食糧危機とは、分配システムの問題である」という図式を歴史上の個別的な危機に容易に適応させるのには慎重さが必要でもあるようです。

後半は、今後の危機研究が注目すべきテクストとして、16世紀後半に書かれた多くの「農書」(agrarische Literatur)を挙げ、いくつか事例的にその分析を行っています。いわゆる「家父長の書」(Hausväterliteratur)の先駆けとして理解される農書ですが、そこにはブルンナーの「全き家」(ganzes Haus)とその家政に関する言説ではなく、もっと単純な農業経営の知識や天候への対処法などが書かれているようです。もちろん、これらの農書を「1570年の危機に対するリアクション」としてのみ理解するのは間違っており、後期人文主義の影響なども考慮する必要性があります。それでも、気候史・危機研究にとって農書が持つ可能性は否定できませんので、今後は正面から農書を扱った気候史の個別研究が現れるかもしれません。

「小氷期」とタイトルにあるものの、議論は1570年の危機に集中しております。「小氷期」に関しては、日本語で以下の文献がこれまでの研究を整理していて便利です。

永田諒一「気候は歴史学研究の分析要因となりうるか?―ヨーロッパ近世の小氷期の場合」『史林』92-1 (2009), 214-239頁

ちなみに、特集「農業と気候」の目次は以下の通り。

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- Werner Rösener: Das Wärmeoptimum des Hochmittelalters. Beobachtungen zur Klima- und Agrarentwicklung des Hoch- und Spätmittelalters.
「中世盛期の温暖期:中世盛期・後期の気候動態と農業発展に関して」

- Manfred Jakubowski-Tiessen: Die Auswirkungen der „Kleinen Eiszeit“ auf die Landwirtschaft: Die Krise von 1570.
「"小氷期"の農業に対する影響:1570年の危機」

- Tobias Huff: "Jahr ohne Sommer" - Die Klimaanomalie von 1816 und ihre Folgen für Rheinhessen.
「"夏のない一年":1816年の異常気象とラインヘッセンにおけるその帰結」

- Frank Uekötter: Klima als Wille und Vorstellung. Perspektiven einer Klimageschichte der Landwirtschaft im 19. und 20. Jahrhundert.
「意志とイメージとしての気候:19,20世紀における農業の気候史研究の展望」
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レーゼナーの論文も読みましたが、中世ヨーロッパの気候に関しては、(もう20年も前のものですが)日本語でも示唆的な論考がありますので挙げておきます。

森本芳樹「ヨーロッパ中世における自然の領有」『シリーズ世界史への問い1 歴史における自然』岩波書店 (1989), 117-140頁
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by schembart | 2010-06-19 00:31 | 文献紹介
金曜の夜、部屋の窓に備え付けられたシャッターの紐がぶつりと切れまして、それ以来、陽を閉ざされた部屋での暗~い生活を余儀なくされていました。東京の街に一人暮らししていた頃、今よりもずいぶんと高い家賃を払って狭いアパート部屋に住んでいましたが、窓の外は隣家の壁。ですので、ずっと窓を閉め切って生活していたのですが、そんな(物理的に)暗~い日々を思い出してしまいました。

ようやく今日の午前中に業者の方が来て、ばばばっと手慣れた感じで紐を取り換えてくれました。これでようやく暗~い日々からも解放されました。雨模様なのが残念ですが、一日中電気つけっぱなしよりも、自然の明りで生活するほうが、ずいぶんと気分の良いものです。窓のある生活。万歳。

それはさておき、昨日はキースリング先生との第2回面談をしてきました。

文書館での調査結果と今後の計画について30分ほどご相談。ニュルンベルクの帝国森林については、中世後期までと近代以降(とくに18世紀末から19世紀にかけて)に関してはそれぞれ研究の蓄積があるものの、16世紀を中心にした中世末から近世にかけては研究の穴となっていること、そのためかなりの量の史料がほぼ手つかずのまま残されていることをお伝えし、これから調査すべき史料の種類について重点的にお話をしてきました。どの史料を優先的に読んでいくか、その選択が重要になるので、まずなにより自分の研究視角を明確にすること、それが最優先な作業であることを改めて指摘していただきました。たしかに、この頃はひたすらに史料を、史料をと視野が狭くなっていたので、少し反省。この夏は、文書館員と相談しながら、まずは重点的に調査すべき史料を特定し、その性格、量、そこから得られそうな成果の展望を得ることが目下の目標となりそうです。

その後、博士論文の執筆にむけて、より具体的なご相談へ。退職された教授のもとで博士論文を提出する場合、大学によっては提出に期限があるようで(ミュンヘン大学の場合は教授の退職後4年以内のようです)、そういったことについて。アウクスブルク大学の場合は、そういう期限設定はないようですが、やはり現役の教授職についている先生の方が、なにかと制度的にも話は通り易いところもあるようです。そういったわけで、もちろんキースリング先生には今まで通り今後もお世話になりながら、同時に現役の近世史教授ロタール・シリング先生ともコンタクトを取って、話がうまく進めば、シリング先生のところで博論提出までこぎつける、という方向で話を進めてみることになりました。キースリング先生からもシリング先生に話をしてくださるとのことですが、もちろんぼく自身も先生とお話してみないといけません。

シリング先生の講義には毎週出ておりますが、まだ直接お話しさせてもらったことがないので、また緊張してしまいそうです。どうなることか。

本当は、こういった未確定な事柄をブログでつらつらと書き上げるのは、あまり格好の良いものではないと思うのですが、これまでだって、そしてこれからだって、未確定な事柄ばかりがずっと続いていくと想定されますので、そんなことを言っていてはなにも書けなくなってしまいます。どう展開していくか、暖かい目で気長に見守っていただければ、ぼくも嬉しいです。
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by schembart | 2010-06-16 05:35 | 研究

山に咲く花

昨日のなんちゃって山岳狂会一行は、ラインバッハ(Lainbach)という渓谷沿いにベネディクテンヴァント(Benediktenwand)登頂を目指しました。曇り空で霧も出ており、山頂付近は雨も降っている模様。さすがのなんちゃって山岳狂会、途中の山小屋で手作りの美味しいケーキを頂き、登頂は断念して帰って来ました。霧の中であの岩山ヤギ(Steinbock)が見られるかもしれない、とのことだったけど、まあそれは次回のお楽しみです。

川沿いの道は美しく、歩いていてとても楽しかったです。
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霧も出ていましたが、それがまたなんとも言えず幻想的です。
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ちょうど山には花が咲き乱れる季節。今回は、そんなお花さんたちをたくさん写真に収めてきました。なんだか気分が落ち着きます。
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by schembart | 2010-06-13 19:13 | 登山

第2回面談へ

ニュルンベルクへ文書館通いを続けております。昨日もニュルンベルクに一泊。昨日は州立文書館、今日は市立文書館で史料調査を進めてきました。うまくペースがつかめてきた感じです。ずいぶんと楽しんで史料が読めるようになりました。とても良い兆候です。あとはこのペースを崩さないこと。焦らないこと。たくさんお水を飲むこと。良い音楽をたくさん聞くこと。土曜には山に登ること。それが重要です。

それから、キースリング先生との第2回面談が次週の月曜日に決定しました。第1回面談から早くも半年以上が過ぎています。もちろんその間にも文書館などでお会いしたり、メールのやり取りは続けていましたが、じっくりと膝を突き合わせて研究の成果を聞いてもらうのは半年ぶりです。他の博士課程の方々はだいたいどれくらいのペースで指導教授と面談をされるものなのでしょう?

半年に1回の面談は、ずいぶんと少ないようにも思いますが、第1回面談のさいに研究の方向性についてはそのまま行きなさいとゴーサインをいただいて、その言葉にしたがってひたすらに文書館通いを続けていたので、なんだかあっという間な感じです。途中でつついてもあまりたいしたものは出てこないことは、先生も御承知なのでしょう。ぼく自身も、ようやく手応えらしきものを感じていたので、先生にお会いしてお話を聞いてもらうにはちょうど良い頃合いだったように思います。

今回の面談では、なんといってもニュルンベルク市立文書館で調べてきた史料の概要を先生にお伝えすることが第一の目的になります。あとこれから調べる予定の州立文書館所蔵の史料についても話を聞いてもらう予定。読むべき史料の量がかなり多いので、どこから手を付けたら良さそうか、先生のご意見をうかがってみよう。いずれにせよ、簡単なハンドアウトを作っていかないと、まだまだドイツ語はその場ではすらすらと出てこないのです…。

そんなこんなで、今週末はキースリング先生にお会いすることで頭がいっぱいになりそうです。メールでは「史料調査の成果を聞けるのが楽しみです」とおっしゃっていただいているのです。ああ、今からすでに緊張してしまいます。ふー。期待を裏切らないよう、がんばろう。そうは言いつつも、今週もまた山には登る予定です…。
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by schembart | 2010-06-10 03:57 | 研究

また山登り

毎週土曜日は、なんちゃって山岳狂会の日。

晴天。まさに登山日和。またヴァルヒェン湖が見下ろせる山へ登って来ました。
さっそく出発。
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森の中の坂道をひたすら登ります。空を見上げると、木々が緑に輝いています。美しい。
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汗をかきながらなんとか頂上付近へ。風景は一変しまして、草原が広がっています。美しい。
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花々も。
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頂上へ。
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頂上では寝っ転がって一休み。とっても気持ちが良かったです。別世界。
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穏やかな道を選んで下山。だいぶん登山にも慣れてきたのか、あるいは登山靴が足にあってきたのか、いつものように足が痛くなることもなく、気持ちの良いまま帰って来ました。良い季節になりました。日も長いし。
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by schembart | 2010-06-06 18:40 | 登山
ニュルンベルクからこんばんは。

以前の日記で書きましたように、ニュルンベルク安宿一泊方式を続けております。朝食抜きで28€。近くのカフェで朝食セットを頼んだ方が安いことが判明。ひとは少しづつ賢くなっていく。ホテルでインターネットが繋がるかどうかは、部屋によりけり。繋がらない部屋に当たった場合は、ラウンジ(とは言えないけど、いちおうラウンジと呼ばれている)まで出ていかないといけません。今日は、運よく順調に接続されていますので、調子に乗って日記の更新を。

今日は、初めてニュルンベルク州立文書館(Staatsarchiv Nürnberg)に行ってきました。市立文書館は中央駅から歩いて行ける距離でしたが、州立文書館は市電に乗らないといけません。停留所からの行き方をチェックせずに行ったので、案の定、道に迷いました。ぐるぐる歩き回って、ようやく到着。都市文書館と比べると、建物も古く、人を寄せ付けない雰囲気を醸し出しています。

文書館利用の申し込み用紙に名前・住所・所属先、それから研究のテーマを記入して、正式に利用許可を申請します。それから文書館員さんと史料のことで相談。とても優しいおばあさん。ぼくのためにゆっくりとドイツ語を話してくれました。事前に訪問と研究テーマをメールで知らせておいたので、お話はすらすらと進み、すぐに「(史料探索のための)目録」(Findemittel)があるお部屋に移って、目録についての簡単な説明をしてもらいました。市立文書館で教えてもらった通り、ぼくの研究に関連しそうな史料がたくさん所蔵されていました。

残念ながら、史料請求の時間は過ぎていたので(文書館によって史料請求できる時間が決まっています。州立文書館は午前11時までしか注文できません…。うーむ)、次回の訪問のためにひとつだけ史料を請求し、あとは目録をじっくりと調べて過ごしました。目録自体もなかなかやっかいで、19世紀半ばに作成された手書きのものも多くあります。ですので、目録を使って読みたい史料を請求するだけでもけっこう骨の折れる作業なのです。しかもぼくが見たい「森林局(Waldamt)」の目録がまさにそれ…。19世紀の手書き文字は、なんであんなに読みにくいのでしょう…?心が折れそうになりました…。がんばろう…。夏は州立文書館に通い詰めの予感です。

はじめて行くとこは、いつだって緊張してしまいます。今日は史料には触れていないけど、ずいぶんと草臥れてしまいました。迷って歩き回ったので余計に。ふー。少し喉が痛い。風邪のひき始めかしらん。薬飲んでもう寝ましょう。

州立文書館は、なぜだか水曜日は予約が必要で、明日はもう満杯であることが判明。だから明日は市立文書館でいままでの史料解読の続きをします。こちらもあと少し、読みたい史料が残っているのです。ひとつひとつ、じっくりと。焦ったら負けよ。それでは、おやすみなさい。
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by schembart | 2010-06-02 03:26 | 研究